一寸の虫にも五分の魂

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シモフリトゲエダシャク・ホソウスバフユシャク

早くも春分の日。
フユシャクもそろそろ終焉。
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◆シモフリトゲエダシャク♂(2月神奈川)
北海道~九州に分布。
12~4月頃出現。 広食性の普通種。
フユシャク中で最も大きな種。
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◆ホソウスバフユシャク♂(3月埼玉)
北海道~九州に分布するフユシャク亜科。
2~4月頃出現。食餌はブナ科等。普通種。
本州のフユシャクでは最も小型の種。


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# by issun_no_mushi | 2017-03-22 21:09 | 鱗翅目・蛾・冬尺

トギレフユエダシャク

今年の3月は低温が続くとか。
春が遅くなるのなら、フユシャクに会える期間が延びると思いきや・・・
2月が温暖傾向だった為か、既に3月上旬までに主な種はピークを迎えたらしく、もう数が少なかった。
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◆トギレフユエダシャク♀(3月埼玉)
 エダシャク亜科のフユシャクの中では♀の翅が最も大きいが、飛べない。
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◆トギレフユエダシャク♂(3月埼玉)
 北海道、本州、九州に分布。
 関東平地では3月頃に出現するが、高所では5月にも見られる。
 広食性。


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# by issun_no_mushi | 2017-03-12 21:23 | 鱗翅目・蛾・冬尺

スジモンフユシャク

いつの間にやら啓蟄。
今年の春は思ったより進み方が遅く、ほぼ平年並みの模様。
スジモンフユシャクも今年は出現はやや遅れ気味に感じた。
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◆スジモンフユシャク♂(2月神奈川)
 シャクガ科フユシャク亜科。
 本州・九州に分布。成虫は神奈川では2~3月発生。食餌はモミ。唯一のAlsophiloides属。
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↑羽化不全の♂も複数見かけた。婚活の健闘を祈る。
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◆スジモンフユシャク♀(2月神奈川)
 この夜、♂は50頭ほど見かけたが、♀は1頭のみ。♀には翅が全く無い。
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↑カップル


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# by issun_no_mushi | 2017-03-08 22:40 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ヒロバフユエダシャク・シロフフユエダシャク

厳冬期が終わり、エダシャク亜科のフユシャクが出現してきた。
早春型フユシャク類のカウントダウンが始まると春は近い。
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◆ヒロバフユエダシャク♂(2月神奈川)
本州、九州に分布。2~3月頃に出現。食餌はカバノキ科、ブナ科、バラ科。
四国で確認されていない。不思議だ。
翅の色や斑紋にはあまり個体差は見かけないので、何頭か撮っていると飽きてくるw
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◆シロフフユエダシャク♂(2月神奈川)
北海道~九州の平地に分布。1~2月頃。食餌はブナ科。翅は濃い個体から白っぽい個体まで様々。
画像の個体は羽化不全。
本種の場合、片方の前翅が完全に欠けているなど、極端な羽化不全をよく見る。
翅の付け根の構造が華奢なのだろうか。
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↑左翅が前後翅共に欠けた個体(過去画像)
 生きていたが飛べるわけもなく、バランスが取れない為、歩行もおぼつかなかった。


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# by issun_no_mushi | 2017-03-01 23:43 | 鱗翅目・蛾・冬尺

春を待つ

フユシャクの様に冬にだけ成虫が活動する昆虫は多くはない。
大半の虫は、卵・幼虫・蛹・成虫のいずれかの形態で越冬する。
本州の蝶では、ウラギンシジミやムラサキシジミ、キタキチョウルリタテハ等が成虫越冬する。
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◆ウラギンシジミ(12月 埼玉)
本州~沖縄に分布。普通種。食餌はマメ科。成虫で越冬する。
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◆ヨコヅナサシガメ幼虫(12月 埼玉)
関東~九州に分布。大陸からの外来種。他の虫など小動物を喰う肉食。
終齢幼虫で集団越冬し、春に成虫になる。
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ハラビロカマキリの卵(卵鞘)(2月 神奈川)
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ヒナカマキリの卵(卵鞘)(2月 神奈川)
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↑モンシロチョウ蛹(過去画像 神奈川)
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↑イラガ繭(過去画像 神奈川)


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# by issun_no_mushi | 2017-02-19 22:25 | 鱗翅目・蝶

フサヒゲオビキリガ・カシワオビキリガ

フユシャク以外にも成虫で越冬している蛾はいる。
フユシャクの成虫は口吻が退化しており摂食はしない。
しかし、キリガ等のヤガ科は気温次第で活動し、花などで吸蜜もする。
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◆フサヒゲオビキリガ(12月 埼玉)
北海道~四国に分布。12~4月頃。食樹はブナ科。
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◆カシワオビキリガ(12月 埼玉)
本州~九州に分布。11~4月頃。食餌はブナ科。
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↑ノコメトガリキリガ(12月 埼玉)
北海道~九州に分布。秋の蛾だが年末にも見られた。食餌はバラ科。
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↑ナワキリガ(12月 神奈川)
ギフチョウの命名者である名和氏の名を冠するキリガ。
本州~沖縄に分布。10~4月に発生。食餌はブナ科。


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# by issun_no_mushi | 2017-02-16 22:55 | 鱗翅目・蛾

ウスバフユシャク

フユシャク 35種を構成する3亜科の内、フユシャク亜種は14種。
その内の9種を占める Inurois属はまさにフユシャク中のフユシャクと言える。
その中でも代表的な種と言えば、北海道から九州まで分布する超普通種のウスバフユシャク。
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◆ウスバフユシャク交尾(12月埼玉)
全て別なペア。♀が♂を引っ張って歩く。
フユシャク亜科の♀は翅が全く無く、太い胴体は卵でいっぱい。
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◆ウスバフユシャク♂(12月埼玉)
北海道~九州に分布。11~1月頃に発生。広食性。
羽の濃さは多様。前翅の点が薄い個体もいる。
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↑♂だけに見えても・・・実は交尾中の可能性もある。
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↑羽化不全の個体も時々見かける。フユシャク亜科は翅が薄いので羽化が難しいのだろうか。
フユシャクの♀は翅が無いので、羽化不全で飛べない♂にも交尾のチャンスが無い訳ではないが、かなり難しいだろう。


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# by issun_no_mushi | 2017-02-08 22:58 | 鱗翅目・蛾・冬尺

クロバネフユシャク

フユシャクを構成する3亜科の内、フユシャク亜種のAlsophila属は日本に4種。
その内、本州に生息するのは、ユキムカエフユシャクシロオビフユシャクと本種。
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◆クロバネフユシャク♂(12月埼玉)
全て別個体。
シロオビフユシャクに似ているが、翅色が黒く、前翅の前縁が反り気味。

本州(東北、関東、東海)の平地に分布する。
12下旬~2月頃に発生する。食餌はブナ科。

当初は横浜・東京など関東圏のみで確認されていたが、徐々に本州の広範囲の平地で見つかっている。
Alsophila属はどの種もなかなか交尾ペアに遭遇し難く、本種の交尾も1回しか出会ったことはない


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# by issun_no_mushi | 2017-02-01 21:13 | 鱗翅目・蛾・冬尺

シロオビフユシャク

フユシャクは、シャクガ科のエダシャク亜科、ナミシャク亜科、フユシャク亜科の3亜科から構成される。
冬の中期、厳寒期になると、フユシャクの中のフユシャクとも言える「フユシャク亜種」が出現する。

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◆シロオビフユシャク♂(12月埼玉)
エダシャク科 フユシャク亜科。北海道~九州に分布。11~1月頃に発生。
広食性の普通種だが、その割に、1ヶ所で何頭も見ることは少ない。
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◆シロオビフユシャク♂羽化不全(同上)
フユシャクを観察していると、時々♂の羽化不全を見かける。
偶然なのか、冬に羽化するフユシャクゆえのリスクがあるのか・・・

♀は翅が無いので、飛べない♂にも出会いのチャンスはあるが、これまで羽化不全♂のカップルは見たことがない。
飛べない♂が♀のフェロモンを感知しても、飛べる♂よりも早く♀のもとにたどり着くのは難しいだろう。

セミは、長い年月の幼虫時代を経て、数日間の成虫期間で交尾し、子孫を残そうとする。
フユシャクの一生は1年サイクルだが、短い成虫期間で交尾し、子孫をのこそうとする点はセミと同様だ。
セミの成虫と大きく異なるのは、フユシャクの成虫は口が退化しており食餌をとらない点だ。


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# by issun_no_mushi | 2017-01-25 21:54 | 鱗翅目・蛾・冬尺

クロスジフユエダシャク♀・クロオビフユナミシャク♂

フユシャクと言っても、冬の間ずっと通して見られる種はいない。
晩秋、初冬、厳冬、早春・・・と、時期が変わると種も移り変わる。

クロスジフユエダシャクは、関東では初冬の昼に♂が飛交い、12月末には姿を消す。
しかし、♀は年末まで頑張っている。
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◆クロスジフユエダシャク♀(12月神奈川)
北海道~九州に生息。平地性で11~12月頃に発生する普通種。食餌はブナ科、モミジ科。
→♂

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◆クロオビフユナミシャク♂(12月神奈川。3枚目は埼玉)
北海道~九州の山地から平地に分布。11~12月頃に発生する。広食性の普通種。
→♀


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