ミドリシジミの仲間をゼフィルスと呼ぶ。その美しい外見と、発生期間の短さから愛好家が多い。
後翅端に尾状突起と赤地に黒点斑をもつが、これらは頭部を擬態しているらしい。
撮影する時も、両方の後翅を交互にすりすりと上下動させて、尾錠突起を触覚に模して動かしていた。
この擬態で天敵はどのくらい騙されるのだろう。
◆ウラナミアカシジミ(2009/5 神奈川)
翅表は赤一色で、前翅端に細い黒紋があるだけだが、翅裏の黒い縞模様で美しさが引き立つ大型種。
◆アカシジミ(同上)
普通種の平地ゼフィルスだが、毎年会わないと寂しい。
昨年出会ったボロ個体たち。後翅端を鳥についばまれた様だ。
こういう事例を見る限り、後翅端の頭部擬態は有効と思える。トカゲの尻尾切の様なものか。
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