蛾LOVEさん、
真神ゆさんらと、神奈川県下でフユシャク探索初めを行い、8種類を確認した。
・フユシャク亜科
ウスバフユシャク♂♀交尾、ウスモンフユシャク♂♀交尾、クロテンフユシャク♂、シロオビフユシャク♀、クロバネフユシャク♂♀
・エダシャク亜科
チャバネフユエダシャク♂、シロフフユエダシャク♂
・ナミシャク亜科
コナミフユナミシャク♂♀交尾
同一日に同一ポイントで、8種類ものフユシャクに出会ったのは初経験。
平地性の普通種ばかりながら、まさにフユシャク祭り状態だった。
(過去最高記録は、同一日に山梨の2ポイントで10種)
この夜は、地元の自然観察会の方にも偶然出会うことができ、有意義な情報交換ができた。
(この季節に夜の公園で、懐中電灯とカメラを持った人物がいたら、フユシャク探索か不審者くらいだろう)
同ポイントでは上記の8種以外に、6種(ホソウスバフユシャク、クロスジフユエダシャク、ヒロバフユエダシャク、シモフリトゲエダシャク、クロオビフユナミシャク、オオナミフユナミシャク)、全14種のフユシャクが確認されているそうだが、不思議とイチモジフユナミシャクはいないそうだ。
◆ウスバフユシャク交尾(神奈川県1月上旬)
ウスバフユシャクの仲間(Inurois)の♀は翅が欠如しており、外見で同定するのは困難。
しかし、交尾中なら♂の翅で判断が容易。
↑産卵直後の腹部が縮んだウスバフユシャク♀(右が卵塊)
↑翅全開のウスバフユシャク♂
↑ウスモンフユシャク交尾
♀単体の外見は、ウスバフユシャクやクロテンフユシャクなどと区別はつかない。
↑ウスモンフユシャク♂
↑クロテンフユシャク♂
もう出てきたのという感じ。毎冬最も多く見る種だが、この日はまだ1頭だけだった。
↑クロバネフユシャク♂
↑同♀
尾部の毛には黒いものが多く混じる。既に産卵後の腹部が縮んだ個体。
↑シロオビフユシャク♀
尾部の毛が白い。羽化直後の個体を複数見かけた。この日は♂は見なかった。
◆コナミフユナミシャク交尾(同上)
コナミフユナミシャクは♀にも小さな翅があり、♀単独でも同定は可能。
この日は同種の♀だけでも10頭ほど見られた。
↑コナミフユシャク♀
↑同♂
↑チャバネフユエダシャク♂
今冬3度目の掲載。まだ居たのという感じだ。
↑シロフフユエダシャク♂
今冬初めて出会った。毎冬、数多く見る普通種だが、やっぱり初物は嬉しい。
今冬は発生がやや早い。
→フユシャク図鑑
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