ゼフィルスはもちろん中国地方だけの特産ではない。
信州産のゼフィルス(文末参照)にも会いに、
spaticaさんのフィールドに、
真神ゆさんとお邪魔してきた。
ジョウザンミドリシジミの巴戦を目の高さで鑑賞したり、ウラキンシジミの大人しいモデルに複数出会うなど、信州の自然の濃さを満喫させて頂いた。
にもかかわらず「今日は蝶が少ない」ということだったので、現在の神奈川の自然の薄さ・単調さを改めて痛感するばかりだ。
◆ジョウザンミドリシジミ♂(長野7月)
縄張り争いで♂が巴戦を繰り返し、真神ゆさんの肩やspaticaさんや私の帽子でテリを張る姿には笑った。
↑栗の花に来ていた♀(同上)
◆ウラキンシジミ(同上)
翅裏が
チョウセンアカシジミに似たゼフィルス。幼虫はトネリコを喰う。
翅表は無紋黒(濃茶)一色。
↑メスアカミドリシジミ♀(同上)
↑ヒメシジミ♂(同上)
↑コチャバネセセリ(同上)セセリフェチにはたまらない(笑)
↑コキマダラセセリ♂(同上)
↑ヒメキマダラセセリ♀(同上)
↑ギンイチモンジセセリ春型(同上)なんとまだ春型が複数頭いた。
↑ウスバシロチョウ♀(同上)交尾済ながらもそうボロでもない♀が健在だった。
↑ヒョウモンチョウ(同上)
↑ギンボシヒョウモン(同上)
↑ウラギンヒョウモン(同上)
↑クジャクチョウ(同上)1頭だったが新成虫だった。
↑ウラジャノメ(同上)鮮度が高い個体が複数いた。
※ゼフィルスとは
シジミチョウ科ミドリシジミ亜科ミドリシジミ族ミドリシジミ属の俗称。ギリシャ神話の西風の妖精を意味するゼフィルス(zephyrus)と呼ぶ。年1化で、主に梅雨時に重なる6~7月頃に発生する。
シジミチョウとしては比較的大型で、♂の翅表に光沢鱗粉を持つ種が多く、美しさゆえ人気が高い。
後翅に尾状突起をもつ種が多く、これが触角を模して頭部を擬態している。
日本では以下の25種が該当する。
ウラゴマダラシジミ、ウラキンシジミ(上)、ムモンアカシジミ、チョウセンアカシジミ、カシワアカシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウスイロオナガシジミ、オナガシジミ、ミドリシジミ、メスアカミドリシジミ、オオミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ(上)、クロミドリシジミ、ウラミスジシジミ、ウラクロシジミ、ウラジロミドリシジミ、フジミドリシジミ、ヒロオビミドリシジミ、ハヤシミドリシジミ、エゾミドリシジミ、アイノミドリシジミ、ヒサマツミドリシジミ、キリシマミドリシジミ(未見)
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