中断していた与那国オフの続き。
今回の目的は
シロミスジとタイワンモンシロチョウだったが、南方の離島に行くと本州とは違った昆虫相が待っている。
半翅目もその例に漏れない。林縁などをルッキングして歩くと、色々な雑虫に会えて飽きない。
◆イワサキクサゼミ(5月 与那国島)
和名の通り草本を吸うセミ。
足元でジージーと鳴いている。直翅類と思ったら本種。
今回も抜殻は見つからなかった。
↑不自然な姿勢の個体がいるなと思ったら・・・裏からハエトリグモ(マミジロ?)に襲われていた。
何気ない草の葉1枚でも弱肉強食が行われている。
↑イワサキゼミ(5月 石垣島) 夕方、高い所で鳴いていたのでトリミングでも限界。
◆ミヤコキンカメムシ(5月 那国島)
あまり多くないという記述も見るが、今回は交尾に大勢会えた。
ナナホシキンカメムシに比べて小ぶりだが緑色のメタリックが美しいカメムシ。
↑ヒメチャバネアオカメムシ(同上) 本州ではヒメはあまり見かけない。
↑イチモンジカメムシ(同上) これも本州では会った事がない。
↑ホソヘリカメムシシ(同上) これは関東でも普通に会えるが・・・
↑キスジホソヘリカメムシ(同上) これは本土には分布しない。
↑アカスジカメムシ(同上) 本州でも会える種。与那国特産の長寿草についていた。長生きしろよ。
↑アシブトヘリカメムシと幼虫(同上) 沖縄諸島、八重山諸島に分布
↑アカシマサシガメ(同上) 本州以南に分布
↑シロジュウシホシカメムシ(同上) 沖縄諸島、八重山諸島に分布
↑ミナミマルツチカメムシ(たぶん) (石垣島) もっと真面目に撮ればよかった(笑)
↑オサヨコバイ(たぶん) (与那国島)
↑コガシラアワフキ(たぶん) (与那国島)
↑ホソサジヨコバイの仲間か?(与那国島)
↑同定できないが意外と派手(笑)(与那国島)
↑キノカワハゴロモ(石垣島)
キンカメムシが3週続いたので・・・
「キンカメムシ図鑑」を(笑)
日本のキンカメムシ科(Scutelleridae)は下の9種とか。
チャイロカメムシ、アカギカメムシ、ミヤコキンカメムシ、ナナホシキンカメムシ、ハラアカナナホシキンカメムシ(モモアカナナホシキンカメムシ)、オオキンカメムシ、アカスジキンカメムシ、ニシキキンカメムシ、ミカンキンカメムシ
これまで会ったのは、ハラアカナナホシキンカメムシ、ミカンキンカメムシを除く7種。下に紹介する。
↑チャイロカメムシ(Eurygaster testudinaria )山梨 キンカメと思えない外観。
↑アカギカメムシ(Cantao ocellatus)石垣島 孵化まで卵塊を守る。
↑ミヤコキンカメムシ(Philia miyakonus)与那国島
↑ナナホシキンカメムシ(Calliphara exellens)西表島 学名はwikipadiaに沿う。
↑オオキンカメムシ(Eucorysses grandis)千葉
↑アカスジキンカメムシ(Poecilocoris Lewisi)神奈川
↑ニシキキンカメムシ(Poecilocoris splendidulus)広島
いずれミカンキンカメにも会ってみたい。
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