鱗翅目中心にフィールドを追っかけしていると1年中切れ目がない。
その合間に出会う、鱗翅目以外の面々ももちろん多い。
しかし、ついつい表紙には翅が大きくて絵にし易い鱗翅目を安易に選んでしまう。
今回は、秋に出会った捕食者達を紹介しておく。
虫にかかわる捕食者には脊椎動物も含まれるが、ここでは虫とクモに絞る。
虫に嫌悪感を持つ方は、このブログは見ていらっしゃらないと思うが・・・
虫は平気でも、クモには嫌悪感を持つ方はいらっしゃるかもしれない。
そもそも「虫」はマムシ(蝮)の象形から成った文字であり、広義にはクモや多足類(ムカデやゲジなど)はもちろん、爬虫類や両生類も含んでいた様だ。また「蟲」は生物全般の意味を表していたとか。
いずれもクモを含むことになる。
カマキリモドキ等、クモを食餌にして生きている昆虫も少なくない。
また、もしクモがいなくなったら、地上は虫だらけになるという説もある。
クモの存在は地球には欠かせない。
◆オオカマキリ♀(11月 神奈川)
今年は少ないと心配したが、晩秋になりそこそこ会う。
この個体はササキリらしき獲物を捕食中だった。
↑コカマキリ(神奈川)
↑ハラビロカマキリ(神奈川)
◆ジョロウグモ交尾(10月 埼玉)
♀がコアオハナムグリを捕捉した直後。顎力が凄い。この隙に交尾した、ちゃっかり♂が見えるだろうか。
↑サトクダマキモドキを捕食中のジョロウグモ(神奈川)
↑イチモンジセセリを捕食中のジョロウグモ(神奈川)
↑テングチョウを捕食中のジョロウグモ(対馬)
↑ウリキンウワバを捕食中のジョロウグモ(神奈川)
↑狩蜂らしきハチを捕食中のジョロウグモ(対馬)
↑網にかかったアムールカナヘビと、どうしようか迷っている?ジョウロウグモ(対馬)
この後、カナヘビは無事に逃げた(笑)
↑50%の残り少ない脚で頑張るジョロウグモ(神奈川)
↑ロードキルのゴミムシ類の屍骸を喰うザトウグモ(ザトウムシ)
クモは眼が4対(計8つ)だが、ザトウグモは1対(計2つ)しかなく、視力は弱いのが座頭の和名の由来らしい。
↑クダマキモドキらしき屍骸に群がるザトウグモ(ザトウムシ)
↑ゴミグモ(神奈川)
↑ゴミグモ幼体(神奈川)
↑イオウイロハシリグモ(神奈川)
↑コアシダカグモ(神奈川)
↑オナガグモ(対馬)
↑オニグモ(山梨)
↑イシサワオニグモ(山梨)
↑ワキグロサツマノミダマシ(対馬)
↑トゲグモ(山梨)
↑ハンミョウも捕食者(対馬)
→変り種クモ
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