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ウスモンフユシャク交尾・ナミスジフユナミシャク交尾

フユシャクも厳冬期の山地では出現が止まるが、関東圏の平地では連続して見られる。
1月になり、ウスバフユシャクに加えてウスモンフユシャクが多数出現し、ナミスジフユナミシャクもピークを迎えた。
気温3度しかない夜でも各種の交尾が多数見られた。
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◆ウスモンフユシャク(Inurois fumosa)交尾(1月 神奈川)
♂の翅表に斑紋がほとんど無く、フユシャク亜科の中でも最も地味な種。
♀が♂を引きずって歩いていたが、ストロボを焚くと、♂が翅を下ろして♀を隠してしまった。この行動はフユシャク全般に見られる。

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↑ウスモンフユシャク交尾(同上)
全て別ペア。同夜は2桁のペアに会えた。

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↑ウスモンフユシャク♂(同上)
今季は長野の高地で11/24に初見。神奈川平地では1/3に初見。
♂は単体でも翅で同定できるが、Inurois属の♀単体は外見では同定できない。その為、交尾にて同定している。

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◆ナミスジフユナミシャク(Operophtera brunnea)交尾(同上)
全て別ペア。同夜は2桁のペアに会えた。
ナミスジフユナミシャクは、1991年に山地性のオオナミフユナミシャクと平地性のコナミフユナミシャクの2種に分割されたが、2010年に再びナミスジフユナミシャク1種に統合された。
山地から平地まで分布し、ナミシャク亜科のフユシャクでは最も普通種で数も多く見かける。
しかし、毎年観察していると、不思議なことに本種が全くいないポイントもある。
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↑ナミスジフユナミシャク♂(同上)
今季は長野の高地で11/10に初見。神奈川平地では12/27に初見。標高差による出現のずれは1ヶ月以上になる。やはり標高はタイムマシンだ。

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↑ナミスジフユナミシャク♀産卵(同上)


→フユシャク図鑑

→ホームページ
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by issun_no_mushi | 2013-01-16 22:25 | 鱗翅目・蛾・冬尺