一寸の虫にも五分の魂

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嵐前の猫額庭

今年は4月に入ってから台風級の暴風雨を伴う低気圧がよく列島を通る。

天気予報だけでなく、事前にマスコミも大きく取り上げて、まるでお祭り?状態。

待ちに待ったせっかくの週末だが、強風が吹きはじめ、西の空はどんよりしてきたのでフィールドへの出撃は諦め、放置している猫額庭を久々眺める。

この時期はハルジオンがぐっと頭を持ち上げ、カラスノエンドウが伸び、放置庭が賑やかになる季節。

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案の定、ソラマメヒゲナガアブラムシらしきアブラムシがいっぱい。
風に飛ばされたのか、壁なども点々と歩いている。

「あのねのね」の歌の印象がよほど強かったのか、単に「アブラムシ(油虫)」と言うとゴキブリのことだと思う方が結構いらっしゃるので、通常、私はあえて俗称?の「アリマキ(蟻牧)」と表現することが多いが、ここではアブラムシとしておく(笑)

(強風がないとしても)5mmより小さな生き物を撮るのは苦痛なので、アブラムシ自体の発生はさほど嬉しくないが・・・
アブラムシが発生すると、それを目的とした生き物が集まるのが楽しい。

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草食動物の群れがいると、案の定、肉食動物が集まってくる。
目についたのはナナホシテントウの幼虫。
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低気圧の接近を気にし始めたのか、さっきまでアブラムシを食っていた様な個体もそわそわし始めていた。

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足元をよく見ると、そこら中にナナホシテントウの幼虫、前蛹、蛹がいる。
うかつに次の一歩を踏み出せないツイスター状態(笑)にあることに気がついた。

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足元では強風の中、ヒラタアブの仲間も飛んでいた。
花を探しているのかと思ったら様子が違う。
その内、アブラムシの多い草を見つけて産卵を始めた。
ヒラタアブやクサカゲロウの幼虫は肉食で、アブラムシ等を食べて育つ。
ナミテントウやナナホシテントウ同様、アブラムシの天敵だ。

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ヒラタアブの仲間の幼虫や蛹も見かけた。
ガーデナーの方々。彼らはあなた方の味方です。これらを見ても殺さない方がよいですよ。

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ヒラタアブとは別に、小さなヒメバチ?もアブラムシの群れにこだわっていたが、やがて産卵しはじめた。
この種もアブラムシが目当てかな。

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この時期に幼虫形態ということはヨトウガではなさそうだが・・・
マメ科を食うとするとハスモンヨトウの地味型か?

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この猫額庭は春~秋までヤマトシジミ牧場と化すのだが、まだ姿は見かけない。
強風の中、ツバメシジミの♀がカラスノエンドウにしがみついていた。
これも産卵にきたのかな?

歩いて数歩で一周できる猫額庭。
最近はバタフライガーデン化もさぼって放置状態だが、雑草さえあれば小さな自然が生まれ、そこで弱肉強食が営まれている。

やがて年をとって遠征やフィールドに出られなくなり、局所的なレア虫や派手蝶に会えなくなったら・・・
猫額庭で足元の小さな世界を観察できれば幸せだと思っている。


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by issun_no_mushi | 2013-04-07 16:44 | 鱗翅目・蝶