平地ゼフィルス(文末参照)の季節がやってきた。
平日は好天続きなのに、週末は低温とか。その割に紫外線は強かった。
久しぶりにデジカメを新調したので、テストを兼ねて平地の公園に赴いた。
果たして赤系ゼフィルスが出現していた。例年より少し早目かもしれない。
普通種ではあるが年1回の季節ものなので、遠征できない時は近場のよいターゲットになる。
◆ウラナミアカシジミ(5月 神奈川)
羽化直後の個体に数頭会えた。この個体は素直に手乗りしてくれた。
◆アカシジミ(同上)
翅が痛んだ個体もいたので、このポイントでは発生して数日経ている様だ。
気温が上がってくるとあちこちで飛んでいたが、日陰ばかり選んで止まり、接写できる位置には止まらない上、風があったので撮影に苦労した。
↑アワフキムシの泡らしきものを執拗に舐めている個体もいた。
↑羽化不全か、天敵に襲われたのか、翅が痛んだ個体もいた。
↑これはビークマーク(鳥に啄まれた跡)かな。
※ゼフィルスとは
シジミチョウ科ミドリシジミ亜科ミドリシジミ族ミドリシジミ属の俗称。ギリシャ神話の西風の妖精を意味するゼフィルス(zephyrus)と呼ぶ。年1化で、主に梅雨時に重なる6~7月頃に発生する。
シジミチョウとしては比較的大型で、♂の翅表に光沢鱗粉を持つ種が多く、美しさゆえ人気が高い。
後翅に尾状突起をもつ種が多く、これが触角を模して頭部を擬態している。
日本では以下の25種が該当する。
ウラゴマダラシジミ、ウラキンシジミ、ムモンアカシジミ、チョウセンアカシジミ、カシワアカシジミ、アカシジミ(上)、ウラナミアカシジミ(上)、ミズイロオナガシジミ、ウスイロオナガシジミ、オナガシジミ、ミドリシジミ、メスアカミドリシジミ、オオミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ、クロミドリシジミ、ウラミスジシジミ、ウラクロシジミ、ウラジロミドリシジミ、フジミドリシジミ、ヒロオビミドリシジミ、ハヤシミドリシジミ、エゾミドリシジミ、アイノミドリシジミ、ヒサマツミドリシジミ、キリシマミドリシジミ
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