一寸の虫にも五分の魂

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ベニシジミ・モンキチョウ

啓蟄を過ぎ、トギレフユエダシャクシロトゲエダシャクがピークを迎えた。

大雪の影響か、フチグロトゲエダシャク観察時には必ず見るキタテハ等の越冬蝶にまだ会えていないのに、先に春羽化の蝶に出会ってしまった。

大人しいフユシャクから、敏捷な蝶に被写体をシフトにするには接近術のリハビリが必要と痛感した(笑)

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◆ベニシジミ Lycaena phlaeas (3月 山梨)
日本では1種しかいないシジミチョウ科ベニシジミ族ベニシジミ属。
世界には20亜種あるが、日本産は全て1亜種(Lycaena phlaeas daimio)。大名のことか?芸者でも合う気がするが、クジャクチョウに使用済みか(笑)
北海道から九州まで分布。年数化し、暖地では5化とか。

高速で飛び、比較的好戦的な美麗種。
しかし、超普通種ゆえに他種に比べてあまり注目を浴びていない様だ。
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↑求愛(2008)かなり粘っていたが残念ながら結局フラれた。
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↑交尾(2011)
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↑夏型は翅が黒化傾向になる(2007)
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↑越冬型の幼虫は冬葉に似せたピンクが美しい(2003)
幼虫はスイバ、ギシギシ等を喰う。
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ギナンドロモルフ(gynandromorph=雌雄モザイク)と思われる個体(2004)
超普通種だと異形にも出会う確率が高い?

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◆モンキチョウ Colias erate (3月 山梨)
シロチョウ科モンキチョウ亜科モンキチョウ族モンキチョウ属。
近種に高山蝶ミヤマモンキチョウがいる。
北海道から南西諸島まで分布。幼虫はマメ科を喰う。年数化し、暖地では5化とか。
早春に成虫が現れるので、かつては成虫越冬と考えられていたらしいが、通常は幼虫越冬。
目まで黄色いのが徹底している。
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↑沖縄で会った個体(2013)
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↑石垣島の個体(2012)
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↑長崎の個体(2011)この辺りは大陸産が侵入している可能性も・・・
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↑北海道の個体(2012)
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↑交尾(2013)
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↑♂(黄)が求愛するも♀(白)は尾部を上げて交尾拒否(2006)
♂は黄色のみだが、♀は黄色と白の2タイプがある。

3/18は関東でも春一番が吹いた。同日に高知ではソメイヨシノが開花したらしい。
これから一気に暖かくなるのだろうか。それとも、また寒波の不意打ちの可能性があるのだろうか。

急に気温が上がると、早春型の昆虫が一度に出現して短期で終わり、出会いの機会を逸し易い。
今季のフユシャク探索もまだ終えていないので、春の訪れは緩やかであって欲しい気もする(笑)


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by issun_no_mushi | 2014-03-18 22:29 | 鱗翅目・蝶