5月の北海道遠征では未見だった北海道固有種の蝶3種
ヒメチャマダラセセリ、
アカマダラ、ジョウザンシジミに会うことができ、これまでに撮れた国内の蝶は243種となった。
初めて北海道を訪れた際にもお世話になった地元の師から、有益な情報を教えて頂いたことに改めて感謝したい。短日しか現地に滞在できない身としては、時間に余裕は全くなく、事前情報は非常にありがたかった。
せっかく温泉のある宿に連泊したにもかかわらず、ポイント間の移動時間が長い為、早朝から走り回り、食事はほとんど車でコンビニ飯。宿では温泉も食事も1度も利用していない。遠征ではいつものことだが(笑)
北海道にはまだ未見蝶が残っている。
関東からの飛行距離は八重山よりも北海道の方が近いが・・・
北海道は広大で、ポイント間の移動に時間がかかる為、1日に狙えるポイントは限られる。
また、周年の蝶が多い八重山と違い、北海道は微妙に発生時期が異なる種がいて、1回の訪問では同時に狙い得ない。ゆえに複数回訪問することになる。
◆ジョウザンシジミ Scolitantides orion 春型・表(5月 北海道)
ジョウザンシジミ属(Scolitantides)は1属1種。
日本では北海道固有種。年2化。春型は青みが強く、夏型は黒っぽくなる。
また、地域で色合いに差があるそうだ。
定山渓で発見されたゆえの命名らしい。
◆ジョウザンシジミ Scolitantides orion 春型・裏(5月 北海道)
食餌はエゾキリンソウ等のベンケイソウ科。蛹越冬。
翅の周辺はブチ模様になっていて、切手の縁を思い起こす。
↑産卵していた♀
↑食草のひとつホソバノキリンソウ
ジョウザンシジミは通常、食草の生育環境に沿って崖地に生息するのが普通だが、場所によっては河原の草地に産するケースもある。上の画像は河原の個体群。下の画像は崖地の個体群。
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