一寸の虫にも五分の魂

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カテゴリ:直翅目(バッタ)( 13 )

エントモファガ・グリリ

昆虫病原糸状菌(エントモファガ・グリリ)に侵されたバッタの死骸を見かけるのは夏から秋が多い。

この菌はバッタ類に寄生し、寄生されたホストが死ぬ前に、高い所に登らせて、胞子を出来るだけ遠くに飛ばそうとすると言われている。

ショウリョウバッタやナキイナゴ、フキバッタ類のホスト例をよく見かけるが、これまでトノサマバッタやツチイナゴ、イナゴ類、オンブバッタのホスト例は見たことがない。
偶然だろうか?
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◆ナキイナゴ♂ホスト(7月 山梨)
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◆ショウリョウバッタ♂ホスト(8月 神奈川)
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↑ショウリョウバッタ幼虫(2015年 神奈川)
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↑ショウリョウバッタ♀のホスト群(2016年 神奈川)

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↑おそらくオオカマキリ幼虫(2013年 神奈川)


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by issun_no_mushi | 2016-10-26 23:39 | 直翅目(バッタ)

ショウリョウバッタモドキ♂・イナゴモドキ♂

「もどき(擬)」という表現は、生物の和名に用いる場合、「似た種」の意味。
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◆ショウリョウバッタモドキ♂(9月神奈川)
ショウリョウバッタモドキとは、ショウリョウバッタに似た種の意味。
本州から八重山まで分布。ショウリョウバッタよりスマート。

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↑ショウリョウバッタ♂

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◆イナゴモドキ♂(7月山梨)
イナゴモドキとは、イナゴに似た種という意味。
北海道から九州に分布。本州では高地の高原で見かける。
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↑交尾
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↑羽化

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↑ハネナガイナゴ

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↑クルマバッタモドキ

→ショウリョウバッタモドキ・クルマバッタモドキ


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by issun_no_mushi | 2016-10-12 21:58 | 直翅目(バッタ)

イナゴ

イナゴは「稲子」と書く様に、稲や草地でよく見かける直翅目の仲間。
人間にとっては稲の害虫でもあるが、食材でもある。

当地では同じポイントでコバネイナゴ とハネナガイナゴの両方が見られるが、コバネイナゴを見る機会が多い。
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◆ハネナガイナゴ(9月 神奈川)
本州から沖縄に分布。翅端が丸くやや幅広。体型もややスマート。
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◆コバネイナゴ(同上)
北海道から九州に分布。
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↑コバネイナゴ長翅型  通常は翅が短いが長翅型もいる。

以下、今秋に出会ったバッタの仲間を列挙する。
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↑ナキイナゴのペア(6月 山梨)
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↑ヒザグロナキイナゴ♀(7月 北海道)
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↑ツチイナゴ(9月 神奈川)成虫で越冬する。
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↑ツチイナゴ終齢幼虫(10月 神奈川)
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↑トノサマバッタ(9、10月 神奈川)
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↑ヒナバッタ(9月 神奈川)
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↑イボバッタ(10月 神奈川)
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↑ヒシバッタsp.(6月 神奈川)


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by issun_no_mushi | 2015-11-04 22:49 | 直翅目(バッタ)

ショウリョウバッタモドキ

地元のフィールドで時々会うショウリョウバッタモドキ。
手元の資料によっては、「乾燥したところに はいない」等の記述を見かけるが・・・
河原の草地でも見るが、どちらかと言えば乾燥した草地で見ることが多い。

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◆ショウリョウバッタモドキ♂(下から8、9、10月 神奈川)
それぞれ別ポイント。ショウリョウバッタ♂より小さい。
本州から沖縄の草地に分布。背筋が直線的で、飛ぶ時は無音。
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↑ ショウリョウバッタモドキ♀
♂より一回り大きく、♂ほど背筋の直線感がない。私見だが同じポイントの♂より色が薄い気がする。

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◆ショウリョウバッタ♂(9、10月 神奈川)
茶色い個体もいる。
本州から沖縄の草地に分布。最近は北海道にも進出している模様。♂は飛ぶ時キチキチと音をたてるので、地域によってはキチキチバッタの渾名がある。
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↑ ショウリョウバッタ♀
♂より二回り以上大きい。
両後脚先を持った時に、全身で上下する動作から、地域によってはコメツキバッタの渾名がある。
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↑ショウリョウバッタ幼虫
バッタなどの直翅目は不完全変態(蛹にならない)の為、幼虫も成虫と相似型なスタイル。成虫か否かは大きさと翅の長さで見分けられる。
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↑菌(エントモファガ・グリリ)に侵されたショウリョウバッタ幼虫の死骸
成虫のケースはよく見かけるが、若齢幼虫では初めて見た。小さくて気が付かなかったからだろう。

同菌はホストが死ぬ前に高い所に登らせる。
胞子を出来るだけ遠くまで飛ばすことがその目的と言われている。

同菌のホスト例は圧倒的にショウリョウバッタ♀の成虫をよく見かける。場所によってはナキイナゴ、フキバッタ類のホスト例もよく見るが、不思議と同じポイントでも、トノサマバッタやツチイナゴ、オンブバッタ等のホスト例は見かけない。偶然だろうか? それとも何か理由があるのだろうか?

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↑オンブバッタ  茶色の個体もいる。
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↑オンブバッタ交尾  この姿が和名の由来と思われる  
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↑オンブバッタ幼虫


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by issun_no_mushi | 2015-10-28 22:20 | 直翅目(バッタ)

ショウリョウバッタモドキ・ニホントビナナフシ

時期は前後するが、放置していた直翅目を載せる。

ナナフシやカマキリ等は最近、独立目になった様だが、かつては直翅目だった。

幼少の頃、草原でバッタを追った経験がある方は少なくないと思う。
開発に伴い周囲から草地が激減し、出会いが減ってきたのは寂しい限りだ。
後世の為に、せめて河原などには草地を広く残しておいてもらいたいものだ。
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◆ショウリョウバッタモドキ♂(8月 神奈川)
例年出会うポイントでは健在だった。
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↑同ポイントの♀(8月 神奈川)
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↑別ポイントの♂(9月 神奈川)
予想外のところで新たに遭遇できたのは嬉しかった。

バッタ類を列記する。
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↑ショウリョウバッタ♀(8月 神奈川)
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↑ショウリョウバッタ♂(8月 神奈川)
ショウリョウバッタモドキとまるで違うのは一目瞭然。

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↑オンブバッタのペア(10月 神奈川)
なかなか茶・茶ペアに会えない。
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↑妙な色の♀がいると思ったら・・・♀は事切れていた(10月 神奈川)
ペアになってから病気で命を落としたのだろうか?

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↑トノサマバッタ(9月 神奈川)
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↑ツマグロバッタ(7月 山梨)
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↑ヒナバッタ(9月 神奈川)
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↑セグロイナゴ(セグロバッタ)(9月 山梨)
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↑イボバッタ(8月 神奈川)
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↑ハネナガフキバッタ(10月 山梨)
霜が降りそうな10月中旬の標高1400m付近にいた。
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↑サッポロフキバッタのペアと幼体(6月 北海道)
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↑ヤマトフキバッタ♂(9月 山梨)
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↑菌(エントモファガ・グリリ)に侵されて果てたヤマトフキバッタ(9月 山梨)
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↑ツチイナゴ(9月 神奈川)
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↑ツチイナゴ終齢幼体(9月 神奈川)
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↑ナキイナゴのペア(7月 山梨)
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↑菌(エントモファガ・グリリ)に侵されて果てたナキイナゴ(7月 山梨)
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↑ハネナガイナゴ(8月 神奈川)
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↑コバネイナゴ(9月 神奈川)
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↑イナゴの佃煮(田舎炊)
古来から日本では蛋白源の補給と害虫駆除を兼ねてイナゴ等を上手に摂取してきた。
現代では入手し難い高級品(笑)

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◆ニホントビナナフシ♀(8月 神奈川)
「飛び」の名を持つが、その翅は小さく、滑空することができる程度。
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by issun_no_mushi | 2014-10-29 22:58 | 直翅目(バッタ)

迎春 2014

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明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願い致します


今年は午歳。馬の年。

新年の画像はウマオイ♂(山梨産)です。
撮影環境からハヤシノウマオイと思いますが、鳴き声を聞けなかったので自信はありません。

ウマオイ(馬追)の和名の由来は、その鳴き声が馬を追う馬子の声に似ているからとか。
馬子とは馬をひいて人や荷物を運ぶ人のことで、「馬子にも衣装」の馬子です。

ウマオイは、直翅目(バッタ目)・キリギリス亜目・キリギリス上科・キリギリス科・ウマオイ亜科(ササキリ亜科に含むこともある)・ウマオイ属の昆虫で、日本では下記4種から構成されます。

・ハヤシノウマオイ(Hexacentrus hareyamai)
 :本州、四国、九州、伊豆大島等に分布。主に林縁等に生息。他種同様に肉食性が強い。
  スィーーッチョンと長く鳴く。背の斑紋はハタケノウマオイに比べて濃いとか。
・ハタケノウマオイ(Hexacentrus japonicus)
 :本州、四国、九州、対馬、屋久島等に分布。主に草原等に生息。ハヤシノウマオイに似る。
  スイッチョ・スイッチョと短く鳴く。
・タイワンウマオイ(Hexacentrus unicolor)
 :南西諸島等に分布。ハタケノウマオイの旧学名を充てている。体型はハタケノウマオイに近いとか。未見。
・アシグロウマオイ(Hexacentrus fuscipes)
 :小笠原諸島、南西諸島等に分布。全身褐色。未見。

※参考文献
 バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑(北海道大学出版会)、バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑(北海道大学出版会)

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↑対馬産ウマオイ♀
この個体はツシマウラボシシジミを探しに対馬に行った際、林に囲まれた狭いオープンスペースにいたのでハヤシノウマオイと思いましたが・・・上記図鑑では棲息地として対馬に「?」マークがついてたので自信はありません。
こうして見ると、前脚や中脚の棘が凄い。肉食性が強い種なので、獲物を抑え込む為に進化したと想像できる。

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↑おまけとして哺乳類の馬を。
シロミスジやタイワンモンシロチョウを撮りに与那国島に行った際に出会った、日本在来馬ヨナグニウマ(与那国馬)です。小型で大人しく人懐こい馬でした。

Wikipediaによると、日本の在来馬は8種(道産子、木曽馬、御崎馬、対州馬、野間馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬)で多くは小型のポニーに分類されます。
対馬を訪れた時、時間の都合で対州馬に会いに行けなかったのは心残りです。


では、2014年の皆様のご多幸と虫運を祈ります。

来年は羊か・・・(大汗)


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by issun_no_mushi | 2014-01-01 00:37 | 直翅目(バッタ)

ショウリョウバッタモドキ・黒いバッタ

最寄のギンイチモンジセセリの好ポイントが治水工事で潰されてしまったので、8月末~9月初の週末は、新ポイント探しに費やした。
もちろん様々な副産物にも出会うことができ、遠征続きで留守勝ちだった県内のフィールドを久々堪能することができた。
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◆ショウリョウバッタモドキ♂(8月 神奈川)
ショウリョウバッタに似るが別種。
ショウリョウバッタと混生していた。
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↑ショウリョウバッタモドキ♀(同上)
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↑ショウリョウバッタ ペア(9月 神奈川)
もちろん大きい方が♀
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↑ショウリョウバッタ♀茶型(8月 神奈川)
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↑エントモファガ・グリリに侵されたショウリョウバッタ♀(9月 神奈川)
この1m四方だけでも6頭の犠牲が出ていた。
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↑オンブバッタ ペア(9月 神奈川)
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↑オンブバッタ♀茶型(同上)

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◆トノサマバッタ終齢幼体(9月 神奈川)
真っ黒なバッタの終齢幼体に1頭だけ出会った。
環境的に群生相とは思えないので、おそらくトノサマバッタの黒化型と思われる。
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↑トノサマバッタ終齢幼体(同上)
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↑トノサマバッタ茶型 ペア(同上)
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↑トノサマバッタ緑型(同上)
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↑クルマバッタモドキ(同上)
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↑ツチイナゴ成虫と幼体(同上)
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↑ハネナガイナゴ(同上)


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by issun_no_mushi | 2012-09-18 22:50 | 直翅目(バッタ)

ショウリョウバッタモドキ・クルマバッタモドキ

今秋、久しぶりに、しかも予想外にも東京都と地元で、ショウリョウバッタモドキに会った。
まさか地元に棲息しているとは思わなかった。

「もどき(擬き)」とは、まねること、似て非なるものの意味。
昆虫の和名では、カマキリモドキアゲハモドキヒョウモンモドキ等々いろいろいる。
似た意味では「ニセ(偽・贋)~」、「~ダマシ(騙し)」というネーミングもある。

アゲハモドキは、(体内に毒を持ち、外敵に襲われ難いとされる)ジャコウアゲハに擬態(この場合はベイツ型擬態)していると言われる。
したがって、対象をまねた「ミミック(擬態)」的なモドキといえる。

カマキリモドキ(アミメカゲロウ目)は、獲物を捕えて喰うのに適した進化により、分類学上は遠く離れたカマキリ(カマキリ目)と似た体形を獲得したと思われる。
したがって、「他人の空似」的なモドキといえる。

泳ぐことに適した進化により、魚類と、哺乳類のイルカ、(今は亡き魚竜)イクチオサウルスの体形が似ているのも「他人の空似」と言えるし、オセアニアで勢力をもった有袋類に、哺乳類と似た体形の生物(フクロモモンガ、フクロモグラ、フクロネコ、フクロアリクイ、今は亡きフクロオオカミ等々)がいるのも「他人の空似」と言える。

ヒョウモンモドキは、(同じタテハチョウ科だが亜科が異なる)ヒョウモンチョウと見た目が似ていることから、同科ながらも「他人の空似」的なモドキということか。

「他人の空似」の場合、先に認識された方が本家、後に認識された方が「モドキ/ニセ/ダマシ」とされるので、場合によっては、今の本家の方が「モドキ/ニセ/ダマシ」と逆転していた可能性もゼロではないと考えられる。

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◆ショウリョウバッタモドキ(神奈川10月)
ショウリョウバッタに似ているのでこの和名をもつ。
実際はショウリョウバッタに似せて進化した訳ではなく、草に擬態する戦略が同じだった「他人の空似」と思われる。

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↑ショウリョウバッタ(神奈川8月)

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◆クルマバッタモドキ(神奈川10月)
クルマバッタは、飛んだ時に見える後翅の輪状斑紋から「クルマ」の名がある。
クルマバッタモドキも似た斑紋を持つことからこの和名をもつ。緑系の個体もいる。

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↑クルマバッタ(神奈川8月)


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by issun_no_mushi | 2011-11-18 00:51 | 直翅目(バッタ)

ツチイナゴ・アカホシテントウ

2011/3/11の東日本大地震は非常に大きな被害をもたらしました。
被災者の方々に深い哀悼の意を表します。

首都圏も交通機関が止まり、私自身、東京から神奈川まで徒歩で帰宅しました。

自然の大きさ、怖さを改めて認識するとともに、常に備えと覚悟が必要と痛感した次第です。


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◆ツチイナゴ(神奈川3月上旬)
大型のバッタとしては数少ない成虫越冬。
季節に合わせ、夏場の幼虫時代の体色は緑色だが、成虫越冬に向けて成虫では茶色になる。

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↑幼虫(神奈川2010年8月中旬)

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◆アカホシテントウ(神奈川2月下旬)
ナナホシテントウほどの大きさ。ルビー色が美しい。
成虫越冬し、早春に現れて求愛・産卵行動をする。


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by issun_no_mushi | 2011-03-18 17:47 | 直翅目(バッタ)

ショウリョウバッタモドキ

千葉の副産物を続ける。今回は直翅系。
直翅目と言えば、バッタ、コオロギ、キリギリス、カマドウマに加え、カマキリ、ナナフシ、ゴキブリ等も含んでいたと思っていたが、いつの間にかバッタ、コオロギ、キリギリス、カマドウマだけを指す様になったらしい。

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◆ショウリョウバッタモドキ(2009/10 千葉)
ショウリョウバッタモドキとは、ショウリョウバッタに似ているが異なるという意味の和名。
動植物の和名には、~モドキ、~ダマシ、ニセ~などという名称は多い。
失礼な気もするが、後から認識されたか、数が希少な種が「モドキ」となる宿命にある様だ。

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↑ショウリョウバッタモドキ(神奈川産)

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↑ショウリョウバッタモドキ(静岡産)

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↑ショウリョウバッタ♂
♂は♀の半分程度の大きさでよく飛ぶ。
キチキチバッタという俗称の由来は、飛ぶ時の音からきている。

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↑ショウリョウバッタ♀
コメツキバッタという俗称の由来は、こう持つと米をつく様に上下に動くことからきたらしい。

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↑ショウリョウバッタ♀ 茶色型

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↑オンブバッタ♀
オンブバッタも似ていなくもない。
♂が♀におんぶすることから付いた和名だが、その生態はバッタの仲間に共通する。

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↑オンブバッタのペア(緑同士)

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↑オンブバッタのペア(茶♂と緑♀)

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↑オンブバッタのペア(緑♂と茶♀)

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◆ニホントビナナフシ(同上)
九州以北では♀だけで単性生殖する。
大半のナナフシは翅が退化しているが、本種は翅をもつ。
この個体は前脚を失っている様だった。

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↑ニホントビナナフシ(神奈川産)

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↑シラキトビナナフシ(東京産)


→ホームページ
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by issun_no_mushi | 2009-10-28 21:18 | 直翅目(バッタ)