一寸の虫にも五分の魂

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カテゴリ:鱗翅目・蛾・冬尺( 163 )

フタマタフユエダシャク・ムクゲエダシャク

GWの高地の灯火観察では、今季最後のフユシャクの交尾が見られた。
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◆フタマタフユエダシャク交尾(4月山梨)
北海道、本州(東北、関東、中部)に分布。
本州中部では山地性。4月頃。広食性。
この晩は複数の♂と、1組のペアに出会えた。
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↑フタマタフユエダシャク♀
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↑フタマタフユエダシャク♂

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◆ムクゲエダシャク♂(同上)
北海道、本州(中部高地)に分布。
年1化。4月頃。広食性。
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↑本州ではレアなムクゲエダシャクが、この晩は約50頭も飛来して驚いた。(例年は4~5頭も来れば大漁)
 前週も灯火膜一杯に飛来したそうなので、今年は当り年だったのかもしれない。
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↑川北さん(HN)の灯火マシン「クラゲ」。深夜には気温が4℃まで下がった高地で大活躍。
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↑灯火に面した魅力的な自然林。
 落葉に隠れた湿地もあり、夜には足元からタゴガエル?の鳴き声が絶えなかった。

以下、同日であった蛾の面々を。
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↑アオヤマキリガ
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↑エゾモクメキリガ
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↑ホシオビキリガ
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↑ミヤマカバキリガ
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↑カギモンヤガ
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↑スギタニキリガ
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↑スモモキリガ
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↑マツキリガ
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↑ウスアオキリガ
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↑ウスベニトガリバ
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↑タマヌキトガリバ
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↑シーベルスシャチホコ
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↑トギレフユエダシャク♂(羽化不全)
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↑ヒロバトガリエダシャク
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↑ホソバトガリエダシャク
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↑クロモンキリバエダシャク
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↑シロテンエダシャク
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↑ヒゲマダラエダシャク
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↑ウスバシロエダシャク
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↑ウスバキエダシャク
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↑ウスベニスジナミシャク
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↑ナカシロスジナミシャク(これは昼間の出会い)


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by issun_no_mushi | 2017-05-14 21:18 | 鱗翅目・蛾・冬尺

シモフリトゲエダシャク・ホソウスバフユシャク

早くも春分の日。
フユシャクもそろそろ終焉。
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◆シモフリトゲエダシャク♂(2月神奈川)
北海道~九州に分布。
12~4月頃出現。 広食性の普通種。
フユシャク中で最も大きな種。
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◆ホソウスバフユシャク♂(3月埼玉)
北海道~九州に分布するフユシャク亜科。
2~4月頃出現。食餌はブナ科等。普通種。
本州のフユシャクでは最も小型の種。


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by issun_no_mushi | 2017-03-22 21:09 | 鱗翅目・蛾・冬尺

トギレフユエダシャク

今年の3月は低温が続くとか。
春が遅くなるのなら、フユシャクに会える期間が延びると思いきや・・・
2月が温暖傾向だった為か、既に3月上旬までに主な種はピークを迎えたらしく、もう数が少なかった。
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◆トギレフユエダシャク♀(3月埼玉)
 エダシャク亜科のフユシャクの中では♀の翅が最も大きいが、飛べない。
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◆トギレフユエダシャク♂(3月埼玉)
 北海道、本州、九州に分布。
 関東平地では3月頃に出現するが、高所では5月にも見られる。
 広食性。


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by issun_no_mushi | 2017-03-12 21:23 | 鱗翅目・蛾・冬尺

スジモンフユシャク

いつの間にやら啓蟄。
今年の春は思ったより進み方が遅く、ほぼ平年並みの模様。
スジモンフユシャクも今年は出現はやや遅れ気味に感じた。
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◆スジモンフユシャク♂(2月神奈川)
 シャクガ科フユシャク亜科。
 本州・九州に分布。成虫は神奈川では2~3月発生。食餌はモミ。唯一のAlsophiloides属。
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↑羽化不全の♂も複数見かけた。婚活の健闘を祈る。
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◆スジモンフユシャク♀(2月神奈川)
 この夜、♂は50頭ほど見かけたが、♀は1頭のみ。♀には翅が全く無い。
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↑カップル


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by issun_no_mushi | 2017-03-08 22:40 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ヒロバフユエダシャク・シロフフユエダシャク

厳冬期が終わり、エダシャク亜科のフユシャクが出現してきた。
早春型フユシャク類のカウントダウンが始まると春は近い。
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◆ヒロバフユエダシャク♂(2月神奈川)
本州、九州に分布。2~3月頃に出現。食餌はカバノキ科、ブナ科、バラ科。
四国で確認されていない。不思議だ。
翅の色や斑紋にはあまり個体差は見かけないので、何頭か撮っていると飽きてくるw
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◆シロフフユエダシャク♂(2月神奈川)
北海道~九州の平地に分布。1~2月頃。食餌はブナ科。翅は濃い個体から白っぽい個体まで様々。
画像の個体は羽化不全。
本種の場合、片方の前翅が完全に欠けているなど、極端な羽化不全をよく見る。
翅の付け根の構造が華奢なのだろうか。
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↑左翅が前後翅共に欠けた個体(過去画像)
 生きていたが飛べるわけもなく、バランスが取れない為、歩行もおぼつかなかった。


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by issun_no_mushi | 2017-03-01 23:43 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ウスバフユシャク

フユシャク 35種を構成する3亜科の内、フユシャク亜種は14種。
その内の9種を占める Inurois属はまさにフユシャク中のフユシャクと言える。
その中でも代表的な種と言えば、北海道から九州まで分布する超普通種のウスバフユシャク。
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◆ウスバフユシャク交尾(12月埼玉)
全て別なペア。♀が♂を引っ張って歩く。
フユシャク亜科の♀は翅が全く無く、太い胴体は卵でいっぱい。
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◆ウスバフユシャク♂(12月埼玉)
北海道~九州に分布。11~1月頃に発生。広食性。
羽の濃さは多様。前翅の点が薄い個体もいる。
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↑♂だけに見えても・・・実は交尾中の可能性もある。
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↑羽化不全の個体も時々見かける。フユシャク亜科は翅が薄いので羽化が難しいのだろうか。
フユシャクの♀は翅が無いので、羽化不全で飛べない♂にも交尾のチャンスが無い訳ではないが、かなり難しいだろう。


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by issun_no_mushi | 2017-02-08 22:58 | 鱗翅目・蛾・冬尺

クロバネフユシャク

フユシャクを構成する3亜科の内、フユシャク亜種のAlsophila属は日本に4種。
その内、本州に生息するのは、ユキムカエフユシャクシロオビフユシャクと本種。
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◆クロバネフユシャク♂(12月埼玉)
全て別個体。
シロオビフユシャクに似ているが、翅色が黒く、前翅の前縁が反り気味。

本州(東北、関東、東海)の平地に分布する。
12下旬~2月頃に発生する。食餌はブナ科。

当初は横浜・東京など関東圏のみで確認されていたが、徐々に本州の広範囲の平地で見つかっている。
Alsophila属はどの種もなかなか交尾ペアに遭遇し難く、本種の交尾も1回しか出会ったことはない


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by issun_no_mushi | 2017-02-01 21:13 | 鱗翅目・蛾・冬尺

シロオビフユシャク

フユシャクは、シャクガ科のエダシャク亜科、ナミシャク亜科、フユシャク亜科の3亜科から構成される。
冬の中期、厳寒期になると、フユシャクの中のフユシャクとも言える「フユシャク亜種」が出現する。

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◆シロオビフユシャク♂(12月埼玉)
エダシャク科 フユシャク亜科。北海道~九州に分布。11~1月頃に発生。
広食性の普通種だが、その割に、1ヶ所で何頭も見ることは少ない。
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◆シロオビフユシャク♂羽化不全(同上)
フユシャクを観察していると、時々♂の羽化不全を見かける。
偶然なのか、冬に羽化するフユシャクゆえのリスクがあるのか・・・

♀は翅が無いので、飛べない♂にも出会いのチャンスはあるが、これまで羽化不全♂のカップルは見たことがない。
飛べない♂が♀のフェロモンを感知しても、飛べる♂よりも早く♀のもとにたどり着くのは難しいだろう。

セミは、長い年月の幼虫時代を経て、数日間の成虫期間で交尾し、子孫を残そうとする。
フユシャクの一生は1年サイクルだが、短い成虫期間で交尾し、子孫をのこそうとする点はセミと同様だ。
セミの成虫と大きく異なるのは、フユシャクの成虫は口が退化しており食餌をとらない点だ。


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by issun_no_mushi | 2017-01-25 21:54 | 鱗翅目・蛾・冬尺

クロスジフユエダシャク♀・クロオビフユナミシャク♂

フユシャクと言っても、冬の間ずっと通して見られる種はいない。
晩秋、初冬、厳冬、早春・・・と、時期が変わると種も移り変わる。

クロスジフユエダシャクは、関東では初冬の昼に♂が飛交い、12月末には姿を消す。
しかし、♀は年末まで頑張っている。
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◆クロスジフユエダシャク♀(12月神奈川)
北海道~九州に生息。平地性で11~12月頃に発生する普通種。食餌はブナ科、モミジ科。
→♂

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◆クロオビフユナミシャク♂(12月神奈川。3枚目は埼玉)
北海道~九州の山地から平地に分布。11~12月頃に発生する。広食性の普通種。
→♀


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by issun_no_mushi | 2017-01-18 22:01 | 鱗翅目・蛾・冬尺

イチモジフユナミシャク

フユシャクの内、ナミシャク亜科は冬前半でほぼ出現を終える。
平地ではイチモジフユナミシャクとナミスジフユナミシャクがそのアンカーを務める。
特にエメラルド色のイチモジフユナミシャクの♀は一見の価値がある。
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◆イチモジフユナミシャク♀(12月 埼玉)
2枚は別個体。
♀はコケに擬態する為か、綺麗なエメラルド色の個体が多い。
北海道~九州に分布し、11~1月頃に発生する。
広食性で、山地~平地で見られる普通種。
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◆イチモジフユナミシャク交尾(12月 埼玉)
全て別のペア。
ご多聞に漏れず♀が♂を先導して登る。

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↑♂

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↑チャバネフユエダシャク♂(右)との比較


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by issun_no_mushi | 2017-01-09 00:00 | 鱗翅目・蛾・冬尺