一寸の虫にも五分の魂

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カテゴリ:その他( 8 )

キカマキリモドキ・マルバネシリアゲ

都市部では、温暖化による影響で僅かながら種の変化を感じるものの、全体的に見かける種は限定的、かつ固定化している。
一方、草原が残されている高地では、まだ多くの種に出会える。
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◆キカマキリモドキ(7月 山梨)
カマキリモドキ科。よく灯火で見かける。この個体は草原のススキの葉裏にいた。

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◆マルバネシリアゲ♀(7月 山梨)
シリアゲムシ科。高地の草原で会った。ヤマトシリアゲに似るが、斑紋が異なる。

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↑ヤマトシリアゲ夏型♂(8月 神奈川)
春型は黒いが、夏型は飴色になる。一時期は別種(ベッコウシリアゲ)と思われていたという。
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↑ヤマトシリアゲ夏型♀(9月 神奈川)


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by issun_no_mushi | 2016-09-11 20:14 | その他

アカハネナガウンカ

今秋に久々、アカハネナガウンカに遭遇した。それも近場の公園で。
神奈川県内で会ったことはあるが身近にいるとは思っていなかった。
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◆アカハネナガウンカ(9、10月神奈川)
本州~九州、対馬に分布。
通常は8~9月に見られるとされるが、今回はやや遅く、9月中~10月上の約4週間、同じポイントで見られた。
イネ科に寄生するとされており、今回は1株のススキ(イネ科)に数頭発生していた。
全身が赤く、顔付きが面白く、翅が長い変わったスタイルなので一部で人気がある。
飛び難そうな形状に見えるが、ふわっと器用に逃げる。しかし、遠くまで飛ぶことはなかった。
来年も同じポイントで見られるか、楽しみだ。

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↑アヤハネナガウンカ(2009年 長野)


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by issun_no_mushi | 2015-12-09 21:21 | その他

ツノトンボ・ミナミカマバエ

いつものことながら、蝶ばかり続いたので、他の目(もく)にも目を向ける(笑)

ツノトンボ科はアミメカゲロウ目。
ツノトンボの幼虫は、同目のウスバカゲロウの幼虫であるアリジゴクに似ているが、巣は作らず徘徊しつつ他の虫等を喰う。

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◆ツノトンボ Hybris subjacens ♂(7月 山梨)
ツマグロキチョウクロシジミのいた狭いポイントで♂と♀に会えた。♂は尾端が「先端の切れた輪」状になっている。

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↑同 Hybris subjacens ♀(7月 山梨)

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↑同 Hybris subjacens ♂(7月 神奈川)

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◆ミナミカマバエ Ochthera circularis (8月 神奈川)
2年前に撮った所で今年も発生していたが、今回は頭数が少なく、イトトンボの横槍もあって、狩りは見られなかった。

同日ミナミカマバエと同じ水辺で会えた面々を。

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↑アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis ♂
ミナミカマバエを狙っていた。
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↑アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis 交尾
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↑ハグロトンボ Calopteryx atrata ♂
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↑ハグロトンボ Calopteryx atrata ♀
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↑アオメアブ Cophinopoda chinensis
捕獲されていたのはナガカメムシの仲間だろうか。
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↑ヒメイトアメンボ  Hydrometra procera
これは初めて撮影した。
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↑アメンボ Aquarius paludum paludum  交尾


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by issun_no_mushi | 2014-09-10 22:49 | その他

ベースキャンプ

残暑お見舞い申し上げます。

今日の神奈川は台風一過の晴天ながら強風です。
台風11号は超低速で日本から抜けつつありますが、まだ北日本は影響下にあり油断ができません。ご自愛下さい。

夏休み番外編。
お世話になった昆虫観察のベースキャンプ3つのご紹介。
内緒にしたいけどこっそり教えます(笑)

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リゾートペンション山の上(北海道 層雲峡)
温泉でも有名な層雲峡にあり、大雪山系の蝶を狙うにはまたとない立地。黒岳のケーブルカー駅やビジターセンターにも近い。旭山動物園や富良野も車があれば行動範囲内。
なんといってもご主人が蝶に詳しく、大雪山以外の蝶ポイント情報も(上手に尋ねれば)教えて頂けます(笑)
蝶屋が集うので互いに情報交換もできます。私も他のお客さんに有力情報頂きました。もちろん情報はギブアンドテイクですが(笑)
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夜は(もちろん月齢や気温にもよるが)宿脇の明るい灯火に蛾類が飛び交い、睡眠時間を削られる可能性大(笑)
北海道のカトカラ十数種をここで採ったという方にもお会いしました。


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ペンションすずらん(山梨県 甲州市)
知る人ぞ知る甲斐の昆虫基地(笑)
夏休期間は混むので予約はお早めに。
昨年もご紹介したので詳細はその記事をご参照下さい。 すずらんのホームページURLは本記事のリンクが最新です。
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昨年は秋に記事を掲載したので蝶は末期でしたが、今なら高地系の蝶が旬と思います。
夜の灯火にもそろそろ大物が出ているのではないでしょうか。
次はいつお邪魔しようかな・・・


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さきはら荘(沖縄県 与那国島)
いわゆる虫屋の宿ではありません。普通の民宿ですが与那国在島中は大変よくして頂きました。アットホーム志向の方には是非是非お奨めです。
徒歩圏にスーパー、診療所、レンタカー屋(与那国ホンダ)があります。
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島の蝶の情報は与那国ホンダのご主人が詳しいです(笑)


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by issun_no_mushi | 2014-08-11 12:05 | その他

ウスバカゲロウ・アリジゴク

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アリジゴクを知らない方は少ないと思うが、実際に幼虫を見た方は必ずしも多くないらしい。
また、その成虫がウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)であることも意外と知られていない様だ。

ウスバカゲロウ科はアミメカゲロウ目に属し、日本で17種。
その内、幼虫が「蟻地獄」の名の由来となった「すり鉢」状の巣を作るのは5種(ウスバカゲロウ、コウスバカゲロウ、クロコウスバカゲロウ、ハマベウスバカゲロウ、ミナミハマベウスバカゲロウ)だけという。

アミメカゲロウ目(脈翅目)の分類は(資料によって微妙にことなるが)「日本動物大百科」(初版、平凡社)によればヘビトンボ亜目、アミメカゲロウ亜目、ラクダムシ亜目の3亜目から構成される。
幼虫は陸生で、完全変態(蛹を経て成虫になる)。

・ヘビトンボ亜目(広翅亜目)
  ヘビトンボ科(リンク)
  センブリ科(下)
・アミメカゲロウ亜目(扁翅亜目)
  ツノトンボ科(リンク)
  ケカゲロウ科
  クサカゲロウ科(下)
  コナカゲロウ科
  クシヒゲカゲロウ科
  ヒメカゲロウ科(下)
  カマキリモドキ科(リンク)
  ウスバカゲロウ科
  シロカゲロウ科
  ヒロバカゲロウ科(下)
  ミズカゲロウ科
・ラクダムシ亜目
  キスジラクダムシ科
  ラクダムシ科(下)

名称が似ているので混同されがちだが、カゲロウ目(蜉蝣目)はアミメカゲロウ目とは別な昆虫。
成虫は口がなく、儚い意味の「蜉蝣の命」はカゲロウ目を指す。幼虫は水生。不完全変態(蛹を経ない)で亜成虫を経る。

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↑クロタニガワカゲロウ亜成虫(カゲロウ目ヒラタカゲロウ科)
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↑同幼虫

また、成虫の外見がなんとなく似ている昆虫として、カワゲラ目(不完全変態。幼虫は水生)と、トビケラ目(完全変態。幼虫は水生)がいる。

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↑クロヒゲカワゲラ(カワゲラ目カワゲラ科)
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↑ムラサキトビケラ(トビケラ目トビケラ科)


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◆クロコウスバカゲロウ幼虫(9月 埼玉)
山地の沢の砂地で久しぶりに遭遇した。
斑紋からクロコウスバカゲロウと判断した。
通常、大アゴはほぼ左右対称の様だが、この個体は非対称だった。
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↑お尻から砂に潜る様子。巣を作る種の幼虫は前進できないらしい。
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↑クロコウスバカゲロウの巣
幼虫は巣の中央に潜り姿は見せず、獲物が落ちるのを待つ。
試しに、近くに巣を作っていた小さな蟻を巣に追いやってみたが、蟻は苦も無く脱出できた。
仕方がないので、細い小枝で巣の淵を軽く細かく連打してみたら、巣の中心部から砂が掛けられた。
砂をかけて獲物を巣の底に落とそうとする戦略だ。
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↑クロコウスバカゲロウ成虫
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↑コウスバカゲロウ成虫
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↑ウスバカゲロウ成虫


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◆ツノトンボ幼虫(8月 神奈川)
昨夏に続きツノトンボの孵化に遭遇した。
成虫からは想像できない強面の幼虫だ。
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↑成虫♀

ツノトンボ図鑑

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↑ヤマトセンブリ(センブリ科)

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↑クサカゲロウsp.(クサカゲロウ科)
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↑卵
 「優曇華の花」の異名を持つ。種類によっては1つづつ産む。
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↑幼虫
 アブラムシ(アリマキ)等を喰う。
 種類によっては背に塵を背負う。防御に役に立っているのだろうか。


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↑セアカクサカゲロウ(クサカゲロウ科)西表島

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↑ミドリヒメカゲロウ(ヒメカゲロウ科)

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↑エグリヒメカゲロウ(ヒメカゲロウ科)

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↑クビカクシヒメカゲロウ?(ヒメカゲロウ科)

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↑ウンモンヒロバカゲロウ(ヒロバカゲロウ科)

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↑ラクダムシ♀(ラクダムシ科)
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↑幼虫


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by issun_no_mushi | 2013-10-02 22:58 | その他

迎春 2013

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旧年中は大変お世話になりました。
2013年もよろしくお願い致します。

2013年は巳歳。蛇の年。
ヘビの名がつく虫を考えましたが、なかなか難しいです。
毎年のことですが(笑)
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結局、昨正月に予想した通り、「ヘビトンボ」(英名:Dobson fly)に登場頂くことになりました。
ヘビトンボ(Protohermes grandis)はアミメカゲロウ上科ヘビトンボ目(資料によってはアミメカゲロウ目)ヘビトンボ科の昆虫です。
トンボを連想する2対の翅と、大顎で噛み付くことから、蛇蜻蛉の和名になった様です。
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初めて実物に会った時、トンボの要領で翅をつかんだにもかかわらず、しっかり首をまわして噛みつかれました。
まさにヘビの名に恥じません(笑)
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その外見は、初めて翅をもった昆虫といわれる化石のムカシアミバネムシや、アニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場する虫たちを彷彿とさせます。(リンクフリー確認済)
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幼虫はトンボの幼虫(ヤゴ)同様、水棲で清流を好み大顎で他の虫や小動物を食餌とします。
子供時分にバイブルにしていた当時の小学館の昆虫図鑑に、幼虫は孫太郎虫と呼ばれ、疳の薬に使われたと串刺の図が載っていたのが今でも目に浮かびます。
蛹はゲンジボタルの様に岸に上がって土中などにいて、蛹であるにもかかわらず噛み付くとか。

一寸の虫にも五分の魂。
知れば知るほど興味は尽きません。

2013年の皆様のご多幸と虫運を祈ります。

2014年の干支はウマか・・・(汗)


2013/1/6追記
<ヘビトンボ図鑑>
日本のヘビトンボ科は下記の2亜科3属8種とか。(参考「日本産水生昆虫」東海大学出版会)

クロスジヘビトンボ亜科
 モンヘビトンボ属
  ●モンヘビトンボ(Neochauliodes sinensis)対馬、石垣島、西表島
  ●ヤエヤマヘビトンボ(Neochauliodes azumai)石垣島・西表島固有
 クロスジヘビトンボ属
  ●ヤマトクロスジヘビトンボ(Parachauliodes japonicus)本州、四国、九州、奄美、沖縄本島、石垣島、西表島
  ●タイリククロスジヘビトンボ(Parachauliodes continentalis)本州、四国、九州、対馬
  ○ヤンバルヘビトンボ(Parachauliodes yanbaru)沖縄本島固有
ヘビトンボ亜科
 ヘビトンボ属
  ●ヘビトンボ(Protohermes grandis)日本全国
  ○アマミヘビトンボ(Protohermes immaculatus)奄美大島、徳之島、久米島
  ●ミナミヘビトンボ(Protohermes sp.)石垣島・西表島固有

その内、未見2種(ヤンバルヘビトンボ、アマミヘビトンボ)を除く6種を掲載する。(ヘビトンボは上記画像を参照)
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↑モンヘビトンボ(Neochauliodes sinensis)石垣島産
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↑ヤエヤマヘビトンボ(Neochauliodes azumai)西表島産
モンヘビトンボに似るが斑紋が少ない。稀種。
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↑ヤマトクロスジヘビトンボ(Parachauliodes japonicus)本州産
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↑タイリククロスジヘビトンボ(Parachauliodes continentalis)本州産
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↑ミナミヘビトンボ(Protohermes sp.)西表島産
ヘビトンボの小型版。台湾等に棲息するヒメヘビトンボの近縁種。

アミメカゲロウ目つながりで・・・
<ツノトンボ図鑑>を(笑)

日本のツノトンボ科は4属4種とされているが、蛾LOVEさん筋の新しい情報では、オキナワツノトンボとは別にヤエヤマツノトンボが新種として提唱されたとか。
5種とも撮れているので下記に掲載する。
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↑キバネツノトンボ本州産(Libelloides ramburi)上♂、下♀。本州、九州に棲息。
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↑ツノトンボ本州産(Hybris subjacens)上から♂、♀、卵、幼虫。本州、四国、九州に棲息。
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↑オオツノトンボ本州産(Protidricerus japonicus)♀。 本州、四国、九州に棲息。
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↑オキナワツノトンボ石垣島産(Suphalomitus okinawensis)上♂、下♀。沖縄、八重山に棲息。
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↑ヤエヤマツノトンボ西表島産(Suhpalacsa iriomotensis)上♂、中♀、下♀。八重山に棲息。
オキナワツノトンボに似るが翅の形状が異なる。また、数頭観察した限りでは、オキナワツノトンボの触角端は黒だが、ヤエヤマツノトンボの触角端は黄色っぽい。

→蛾LOVEさんが新設した「日本産角蜻蛉図鑑」(2013/1/9追記)

→カマキリモドキ(アミメカゲロウ目カマキリモドキ科)

→ホームページ
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by issun_no_mushi | 2012-12-31 22:18 | その他

生きている化石 シリアゲムシ

対馬のターゲットは、もちろんツシマウラボシシジミだったが、他の対馬固有種や迷虫にも会えればと願っていた。結局、迷蝶は見なかったが、迷蜻蛉はスナアカネに会えた。
また、固有種で狙っていたツシマカマキリモドキには会えなかったものの、ツシマシリアゲには会うことができた。

シリアゲムシは、シリアゲムシ目(長翅目)シリアゲムシ科(Panorpidae)の昆虫。
虫撮りをしていると普通に会えるが、お世辞にもメジャーとは言えない虫である。
♂が尾端を持ち上げていることが和名の由来で、英語ではサソリの尾に例えてスコーピオンフライと呼ぶらしい。

「生きている化石」といえばシーラカンス等が頭に浮かぶが・・・
完全変態(蛹を経て成虫になる)の昆虫においては、古生代ペルム紀の化石が見つかっているシリアゲムシこそ「生きている化石」と呼ぶに値する。系統樹的には鱗翅目(蝶・蛾)の先祖に当たるとも言える原始的な昆虫である。
昆虫の「生きている化石」と言えば、Meganeura(メガネウラ、メガニューラ)で有名なトンボや、ゴキブリも古生代から化石が出るが、いずれも蛹にはならないので彼等は不完全変態。

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◆ツシマシリアゲ♀(9月 対馬)Panorpidae thushimaensis
日本では対馬特産種。長崎県の準絶滅危惧種。
画像の様な赤褐色個体(チャマダラシリアゲ)は同種の季節型らしい。
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◆ヤマトシリアゲ♂(9月 神奈川) Panorpidae japonica
本州、四国、九州の普通種。
画像の様な赤褐色個体(ベッコウシリアゲ)はヤマトシリアゲの季節型らしい。
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↑スズメバチの屍骸に集るヤマトシリアゲ(2012/6 広島)
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↑クモの巣にかかった獲物を横取りするヤマトシリアゲ♂(2009/6 神奈川)
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↑ヤマトシリアゲ交尾(2008/6 山梨)
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↑ヤマトシリアゲ♀(2012/6 広島)

シリアゲムシ科はメジャーではない故か、一般の資料での掲載が少ない。
そもそも、日本の種数について、2属29種(1997年)という資料や、2属20種(2004年)という資料があってはっきりせず、その内訳の種名も明記されていない。
ネット上に「日本産シリアゲムシ図鑑」という素晴しい先人のサイトがあったので、基本的な分類はそれを参考にさせて頂き、これまで会ったシリアゲを掲載する。

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↑ツマグロシリアゲ♂ Panorpidae lewisi (2004/7 長野)
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↑ミスジシリアゲ♀ Panorpa trizonata (2012/7 長野)
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↑これもおそらくミスジシリアゲ♂ (2012/7 熊本) 
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↑マルバネシリアゲ♂ Panorpa nipponensis (2012/7 山梨)
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↑プライアシリアゲ♂ Panorpidae pryeri (2007/7 長野)
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↑ホソマダラシリアゲ♀ Panorpidae multifasciaria (2012/6 広島)
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↑キアシシリアゲ♀ Panorpidae wormaldi (2003/4 東京)
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↑ミヤケシリアゲ♀  Panorpidae tsunekakanis (2012/7 長野)
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↑キシタトゲシリアゲ♂ Panorpidae fulvicaudaria (2009/4 神奈川)
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↑ハクサンホシシリアゲ Panorpidae hakusanensis (2006/8 静岡)

また、同じシリアゲムシ目のシリアゲモドキ科(panorpodes)とガガンボモドキ科(Bittacus)も少ないながら紹介しておく。
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↑シリアゲモドキ科スカシシリアゲモドキ交尾 Panorpodes paradoxa (2012/7 長野)

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↑ガガンボモドキ科ガガンボモドキ Bittacus nipponicus (2009/7 神奈川)
前脚でぶら下がり、残りの脚を使って獲物を喰う。この獲物はザトウムシの様だ。

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by issun_no_mushi | 2012-10-02 20:58 | その他

ツノトンボ幼虫

久々、蛾LOVEさん父娘と県内のフィールドを散策した。
子供に合わせた歩調と目線で散策すると、今まで見逃していた存在にも目が行く。
草食系も肉食系も食餌が充実する夏。
様々な幼虫達が懸命に生きていた。
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ツノトンボ幼虫(8月 神奈川)
成虫からは想像のつかない凶暴なルックス。大顎も凄いが、眼も独特。
卵から孵化したばかりの集団に出会えた。
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アケビコノハ幼虫(同上)
葉の間から小さな視線を感じたらこれだった(笑)
尾部を持上げ、頭部を保護する警戒姿勢。

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↑ハラビロカマキリ幼虫(同上)

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↑オオカマキリ幼虫・ヌケガラ(同上)

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↑オンブバッタ幼虫(同上)

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↑ササキリ幼虫(同上)

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↑セスジスズメ幼虫(同上)

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↑ヒメカメノコテントウ幼虫(同上)

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↑クサギカメムシ幼虫(同上)

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↑オオトビサシガメ幼虫(同上)

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↑イチモンジカメノコハムシ幼虫(同上)


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by issun_no_mushi | 2012-08-29 23:49 | その他