一寸の虫にも五分の魂

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カテゴリ:鱗翅目・蝶( 227 )

ミヤマセセリ

スプリング・エフェメラルのセセリチョウと言えばミヤマセセリ。
セセリチョウのファーストランナーでもある。

今春は週末毎に雨・低温などが重なり、4月中旬まで出会う機会がなかった。
例年より1ヶ月近く遅れた出会いとなり、鮮度は望むべくもなかったが・・・
時期がずれたことにより、例年なら多いテングチョウに邪魔されることも無く、
遅く出現する♀に多く出会うことができた。
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◆ミヤマセセリ♀(4月神奈川)
北海道~九州に分布。早春に現れる。
年1化。幼虫の食餌はブナ科。
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◆ミヤマセセリ♂(同上)
♂は♀より早目に現れる傾向がある。
前翅の斑紋は♂の方が地味。


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by issun_no_mushi | 2017-04-23 21:34 | 鱗翅目・蝶

ナナホシテントウ・モンシロチョウ

ロマンを求めて栃木に遠征した際、ついでに出会えた春の面々を。
今春はなかなか気温が上がらない日が続いたが、初見の蝶はモンシロチョウだった。
超がつく普通種だが、実は外来種。
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◆ナナホシテントウ(3月 栃木)
日本全土に分布する普通種。成虫越冬。
幼虫・成虫とも肉食で、アブラムシを喰う。
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◆モンシロチョウ(同上)
日本全土に分布する普通種。蛹越冬。
食餌はアブラナ科。意外だが外来種。


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by issun_no_mushi | 2017-04-12 21:28 | 鱗翅目・蝶

春を待つ

フユシャクの様に冬にだけ成虫が活動する昆虫は多くはない。
大半の虫は、卵・幼虫・蛹・成虫のいずれかの形態で越冬する。
本州の蝶では、ウラギンシジミやムラサキシジミ、キタキチョウルリタテハ等が成虫越冬する。
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◆ウラギンシジミ(12月 埼玉)
本州~沖縄に分布。普通種。食餌はマメ科。成虫で越冬する。
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◆ヨコヅナサシガメ幼虫(12月 埼玉)
関東~九州に分布。大陸からの外来種。他の虫など小動物を喰う肉食。
終齢幼虫で集団越冬し、春に成虫になる。
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ハラビロカマキリの卵(卵鞘)(2月 神奈川)
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ヒナカマキリの卵(卵鞘)(2月 神奈川)
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↑モンシロチョウ蛹(過去画像 神奈川)
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↑イラガ繭(過去画像 神奈川)


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by issun_no_mushi | 2017-02-19 22:25 | 鱗翅目・蝶

ヤマトシジミ

平日はよく晴れるのに、週末毎に天候が悪く、今年は秋のフィールドワークはほぼ無し。
自然相手なので仕方がないが、こう連続するとモチベーションが下がる。

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◆ヤマトシジミ♀寒冷型(10月神奈川)
関東圏では超がつく普通種で、我猫額庭にも棲息している。もう寒冷型が出てきた。

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↑同日同地で会った通常の♀
 鳥などの天敵についばまれた跡(ビークマーク)付き。危機を逃げ切ったラッキーな個体。

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↑♂

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◆ヤマトシジミ求愛(同上)
秋も深くなり、♂達は求愛に必死だが、♀はつれなく、不成立だった。


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by issun_no_mushi | 2016-11-03 21:49 | 鱗翅目・蝶

チャバネセセリ・イチモンジセセリ

週末毎の悪天候で、1ヶ月ほどフィールドに出ない内にもう10月。

既にキマダラセセリダイミョウセセリは姿を消し、イチモンジセセリやチャバネセセリばかり目に付く様になった。
セセリチョウに会えるのもあとわずかの期間。

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◆チャバネセセリ交尾(10月 神奈川)
成虫は東北まで飛翔するが、越冬可能なのは関東以南。幼虫で越冬する。
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↑チャバネセセリ
地味で普通種だが好きな種。
似た種に沖縄のトガリチャバネセセリや、ユウレイセセリがいる。
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↑トガリチャバネセセリ
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↑ユウレイセセリ

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◆イチモンジセセリ(10月 神奈川)
地肌の緑が目立つ。
成虫は北海道南部まで飛翔するが、越冬可能なのは関東以南。幼虫で越冬する。
超普通種で、昔は群れて移動したそうだが、今では農薬等の影響で群れを見ることはなくなったという。
一度見てみたかったものだ。

似た種にオオチャバネセセリや、沖縄のヒメイチモンジセセリがいる。
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↑ヒメイチモンジセセリ


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by issun_no_mushi | 2016-10-16 02:49 | 鱗翅目・蝶

クロコノマチョウ

クロコノマチョウは本来南方種だが、徐々に北上している。
関東では定着して等しい地味で大きなタテハチョウ科。
前翅表の先端縁近くに小さなオレンジ色の斑紋がある。

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◆クロコノマチョウ幼虫(9月 神奈川)
食餌はジュズダマ、ススキ等のイネ科。黒い頭部と耳の様な角がユーモラス。
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↑このススキひと株に6頭の幼虫がいた。
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↑ジュズダマ

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◆クロコノマチョウ夏型(7月 神奈川)
関東~奄美まで分布。徐々に北上傾向。関東では夏~秋に羽化し成虫越冬する。



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by issun_no_mushi | 2016-10-01 16:35 | 鱗翅目・蝶

ゴイシシジミ・ウラナミシジミ

9月下旬に入ったが、今年は台風や長雨の影響で、週末は残暑よりも悪天候が多い。
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◆ゴイシシジミ(8月 神奈川)
北海道から九州に分布。幼虫は肉食で、タケ・ササにつくアブラムシを喰う。
その生態から、毎年同じ場所に産するとは限らないが、このポイントでは3年続けて確認できている。
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◆ウラナミシジミ(9月 神奈川) 上から♀、♀、♂、交尾
秋になると出会う機会が増える蝶。食餌はマメ科。
本種は本来南方種で、本州で越冬可能なのは関東以南の太平洋岸に限られる。
夏から秋に向かって拡散し、北海道南部や本州中部高地にまで飛翔するが、結局越冬できず死滅を繰り返す。

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↑ヤマトシジミ交尾(9月 神奈川) 右が♀

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↑ツバメシジミ産卵中の♀(8月末 神奈川)

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↑ルリシジミ(9月 神奈川)

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↑ベニシジミ(9月 神奈川)


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by issun_no_mushi | 2016-09-25 15:17 | 鱗翅目・蝶

ギンイチモンジセセリ・オオチャバネセセリ

秋になるとセセリチョウの仲間が目立つ様になる。
特に多数派のイチモンジセセリは、昔は群れで移動したそうだ。
しかし農薬等の影響か、今はそれは見られない。一度見てみたかった。
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◆ギンイチモンジセセリ3化(9月 神奈川)
北海道から九州に分布。食餌はイネ科。当地では年3化する。最近産地が減少傾向にある。
第1化に比べて、白線が目立たない。

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◆オオチャバネセセリ(9月 神奈川)
北海道から九州に分布。食餌はイネ科。年2化と思われる。県内では少ない。

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↑イチモンジセセリ(9月 神奈川)
3枚目は触角の手入れをしているシーン。しぐさが可愛い(笑)

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↑チャバネセセリ(9月 神奈川)

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↑キマダラセセリ(9月 神奈川)

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↑ダイミョウセセリ(9月 神奈川)


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by issun_no_mushi | 2016-09-17 21:22 | 鱗翅目・蝶

アカセセリ・ムモンアカシジミ

ようやく8月の虫に辿りついたが、まだまだ月遅れ。

在来蝶にはほぼ出会えたので、最近は交通費への散財を抑制して、県内フィールドを散策している。
しかし、たまにはETCを使い、県内では会えないセセリチョウに会いに軽く遠征したくなる。
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◆アカセセリ(8月 長野)
本州中部高地に棲息。
食餌はカヤツリグサ科のヒカゲスゲ等。
「アカ」というほど赤い訳ではなく、特に赤い紋もない。
茶系の多いセセリチョウの中では橙色に近いかもしれない。

蝶の分布は、一般に食餌となる植物の分布で推定できる場合が多い。
とすれば、イネ科やカヤツリグサ科を食餌とするセセリチョウの仲間は、どこの草地でも棲息できそうに思える。
しかし、幼虫の成育条件の故か、実際には生息域がかなり限られる種が多い。

本種はもともと生息範囲が限定的だが、年々出会える数が減っている。
蛾やセセリチョウ科は、他の美麗蝶に比べて保護種に制定され難く感じているので、手遅れにならないか心配だ。

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◆ムモンアカシジミ(8月 長野)
北海道から本州中部高地に分布。
食餌はブナ科。
ゼフィルスでは最も遅く出現する。
アカシジミと比べて、翅の表側縁に黒紋がないことからつけられた和名と思われる。

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↑アカセセリのいる様な標高の草地では、ヒメシジミが普通種。

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↑求愛に必死のヒメシジミ♂が、ベニシジミにまでアタックしていた。


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by issun_no_mushi | 2016-09-04 08:57 | 鱗翅目・蝶

アサマイチモンジ、ヒョウモンチョウ

ホシチャバネセセリ探索の際、副産物として色々出会えた。
局所的分布のアサマイチモンジや、草原性のヒョウモンチョウを始めとしたタテハチョウ科の蝶もいろいろ会えた。

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◆アサマイチモンジ(7月 山梨)
2枚の画像は別個体。
本州にのみ分布。日本固有種。食餌はスイカズラ科。
イチモンジチョウに似るが中室に明確な白斑がある。

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↑イチモンジチョウ(6月 神奈川)

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◆ヒョウモンチョウ(7月 山梨)
北海道から本州中部に分布。食餌はワレモコウ等。ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族の代表種。

この夏出会えたタテハチョウ科を列挙する。
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↑ミドリヒョウモン(7月 山梨)
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↑オオウラギンスジヒョウモン♂(7月 山梨)
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↑ウラギンヒョウモン♀(8月 長野)
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↑ウラギンスジヒョウモン(8月 長野)
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↑ツマグロヒョウモン♀(7月 山梨)
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↑ツマグロヒョウモン♂(8月 神奈川)
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↑ホシミスジ(7月 山梨)
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↑コミスジ(7月 山梨)
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↑アカボシゴマダラ(7月 神奈川)
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↑ジャノメチョウ(7月 山梨)
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↑クロコノマチョウ(7月 神奈川)
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↑ヒメアカタテハ(7月 神奈川)
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↑キタテハ(8月 神奈川)
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↑エルタテハ(8月 長野)


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by issun_no_mushi | 2016-08-14 22:09 | 鱗翅目・蝶