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カテゴリ:鱗翅目・蛾・野蚕( 37 )

エゾヨツメ・イボタガ

フユシャク探索のラストチャンスと、川北さん真神ゆさんと久々山梨高地で灯火観察を決行したものの・・・
今年の春は進みが早く、実際は春蛾観察会となってしまった。
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◆エゾヨツメ♂(4月 山梨)
北海道~九州に分布。年1化。春に発生。食餌はカバノキ科、ブナ科、カエデ科等。
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◆イボタガ(4月 山梨)
北海道~九州に分布。年1化。春に発生。食餌はモクセイ科。
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↑川北さんの新兵器クラゲ

当日見かけた主な面々
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↑一応フユシャクもいた。フタマタフユエダシャク♂
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↑アトジロエダシャク
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↑フトフタオビエダシャク
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↑ハルタウスクモエダシャク
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↑ヒゲマダラエダシャク  黒っぽい個体も見かけた
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↑ハスオビエダシャク
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↑ヒロバトガリエダシャク
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↑コナフキエダシャク
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↑クロモンキリバエダシャク
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↑ミスジツマキリエダシャク
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↑ムラサキエダシャク
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↑ニッコウエダシャク
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↑シロテンエダシャク
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↑トビモンオオエダシャク
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↑ウスバシロエダシャク(上)とウスバキエダシャク(下)
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↑フタマエホシエダシャク
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↑フタモンコナミシャク
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↑ハイイロコバネナミシャク
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↑クロオビシロナミシャク
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↑シロシタコバネナミシャク
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↑シタコバネナミシャク
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↑モンキキナミシャク
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↑ウスベニスジナミシャク
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↑アマギシャチホコ
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↑ブナアオシャチホコ
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↑シーベルスシャチホコ
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↑マユミトガリバ
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↑ウスベニトガリバ
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↑アカバキリガ
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↑アオヤマキリガ
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↑チャイロキリガ
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↑エゾモクメキリガ
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↑ナカグロホソキリガ


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by issun_no_mushi | 2016-05-07 22:51 | 鱗翅目・蛾・野蚕

ハグルマヤママユ

今回の遠征目的は南大東島のハマヤマトシジミだったが、Ga-Showさんのお蔭で初めてハグルマヤママユに会うことができた。
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◆ハグルマヤママユ♂(3月 沖縄)
ヤママユガ科。沖縄に分布。準絶滅危惧種。
前回は玉砕だったが、この晩は3♂飛来し、ようやくリベンジを果たした。

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↑ハグルマノメイガ
九州以南に分布。食餌はミツバウツギ科。
沖縄の灯火では普通に会える。

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↑ハグルマヤママユとハグルマノメイガの比較

<参考>
和名にハグルマがつく蛾はもう一種いる。
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↑ハグルマヨトウ
2006年に石垣島で遭遇した。

ハグルマヤママユと同日に会えた主な蛾達
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↑ベニモンアオリンガ
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↑チャハマキ♂
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↑クロシオハマキ
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↑フェリッツェホウジャク
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↑ハガタクチバ
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↑カワムラトガリバ
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↑キンモンエグリバ
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↑コヨツメアオシャク琉球亜種
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↑ミツシロモンノメイガ
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↑ナンカイキイロエダシャク
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↑オオアヤトガリバ
よく似たアヤトガリバが沖縄には分布しないので同定が楽
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↑オオマエキトビエダシャク
よく似たマエキトビエダシャクが沖縄には分布しないので同定が楽
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↑リョクモンエダシャク
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↑ナカジロヒメハマキ
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↑オキナワマエモンヒメクチバ
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↑オオトモエ
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↑タイワンアヤシャク
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↑タイワンオオシロエダシャク
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↑トビモンアツバ
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↑ウスグロクチバ
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↑ハガタフタオ
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↑オオネグロシャチホコ
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↑クロシタシャチホコ
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↑ソトハガタアツバ
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↑ツマムラサキアツバ
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↑未同定1
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↑未同定2
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↑灯火準備中のGa-showさんとDodo-Boyさん


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by issun_no_mushi | 2016-04-10 14:50 | 鱗翅目・蛾・野蚕

ミノウスバ・ウスタビガ

標高の高い場所ではフユシャクが既に発生し、種によってはもう終わりを迎えている。今秋は少し早目に推移している様に感じる。
同日、標高の低い所では晩秋の蛾が最後の姿を見せていた。
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◆ミノウスバ♂(11月 埼玉)
晩秋に現れるマダラガ科。昼に活動する。
北海道~九州に分布。食餌はニシキギ科。
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↑産卵中の♀(11月 埼玉)

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◆ウスタビガ♀(11月 群馬)
晩秋に現れるヤママユガ科のアンカー。
本州~九州に分布。広食性。

その他、フユシャク以外の面々を。
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↑ウスズミカレハ(11月 長野)
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↑クシヒゲシャチホコ交尾(11月 長野) 左が♂、右が♀
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↑ナカオビアキナミシャク(11月 長野)
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↑ハンノキリガ(11月 長野)
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↑ホシオビキリガ(11月 長野)
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↑ミドリハガタヨトウ(11月 長野)
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↑ウスキトガリキリガ(11月 長野)

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深夜にウスタビガを撮っている時、また職質された。
「何をされていますか?」
「蛾を撮ってます」
「・・・」


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by issun_no_mushi | 2014-11-26 22:46 | 鱗翅目・蛾・野蚕

ヒメヤママユ・クロウスタビガ

今年は昼のフィールド活動が大半だった。
朝から夜までフィールドを責めるのは体力的にキツくなってきた(笑)

FBには当時公開したが、10月に久しぶりに川北さんと埼玉で灯火観察。
秋の恒例行事になりつつある(笑)
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川北さんの新兵器「クラゲ」に、おんぶにだっこの夜だった(笑)
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◆ヒメヤママユ♂
秋のヤママユガ科の中で比較的長期間見られる。普通種だが美しい野蚕。
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◆クロウスタビガ♂
10月上旬に短期間現れるヤママユガ科。高地に産する。キハダ喰い。

一部だが同夜出会った主な面々を。
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↑クスサン♀
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↑クスサン♂
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↑クワゴ♂
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↑キイロスズメ
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↑シロオビノメイガ
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↑マメノメイガ
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↑マエアカスカシノメイガ
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↑オオキノメイガ
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↑トビイロシマメイガ
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↑ビロードナミシャク
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↑エグリヅマエダシャク
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↑フタキスジエダシャク
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↑フトフタオビエダシャク
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↑キマダラオオナミシャク
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↑ミスジシロエダシャク
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↑ナカウスエダシャク
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↑マエモンオオナミシャク
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↑ウスキツバメエダシャク
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↑ウストビモンナミシャク
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↑アヤトガリバ
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↑ウコンカギバ
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↑キエグリシャチホコ
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↑カクモンヒトリ
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↑ヨツボシホソバsp.♀
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↑マイマイガ♂
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↑モンシロドクガ
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↑キノカワガ
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↑マルモンシロガ  零戦(笑)
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↑シラホシキリガ
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↑ニレキリガ
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↑クロクモヤガ
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↑アオバハガタヨトウ
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↑ホソバミドリヨトウ
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↑ケンモンミドリキリガ
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↑ムーアキシタクチバ
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↑ギンボシキンウワバ
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↑ミツモンキンウワバ
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↑イチジクキンウワバ
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↑エゾギクキンウワバ
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↑キクキンウワバ
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↑ウリキンウワバ
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↑モモイロキンウワバ
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↑ジョナスキシタバ
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↑シロシタバ
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↑ムラサキシタバ(同日だが、これだけ山梨)


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by issun_no_mushi | 2014-11-19 23:33 | 鱗翅目・蛾・野蚕

ウスタビガ

今年は台風の発生が多く、10月下旬にも台風が接近した。
幸い上陸せずに通過したので山梨高地に灯火観察に出かけた。

高地では既にヒメヤママユやクスサンは終わっていたが、台風のお湿りと夜でも6℃以上あった為か、予想通りウスタビガに会うことができた。
ウスタビガはヤママユガ科のアンカーであり、山梨高地ではクロウスタビガに続いて10月後半に出現する。
 
関東甲信ではヤママユガ科はほぼ以下のスケジュールで見られる。
早春:エゾヨツメ
初夏:オオミズアオ、オナガミズアオシンジュサンの各1化
晩夏:オオミズアオ、オナガミズアオ、(暖地ではシンジュサン)の各2化、ヤママユ
初秋:クスサン、ヒメヤママユ
晩秋:クロウスタビガ、ウスタビガ

ヤママユガ科の成虫は口吻が退化しており食餌はとらない。
従ってあまり長生きしない上、種によっては山地にのみ発生し、発生期間も短いので出会える機会は限られる。
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◆ウスタビガ♀(10月 山梨)
本種の場合、灯火では♂より♀に会う確率が高い。
この個体は飛んできてからなかなか落ち着かず、濡れた舗装道路を背泳ぎして若干痛んでしまった。
他の蛾なら背中を舗装道路で何メートルも擦ってしまうと前胸背がすぐ禿げてしまうが、繭(俗称ヤマカマス)の狭い口を抜け出る種だけあって、濡れても前胸背は禿げなかった。
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↑昨年12/8に神奈川平地で会った♀
 平地では高地に比べて発生が1ヶ月程度遅い。標高や緯度はタイムマシンだ。
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◆ウスタビガ♂(同上)
本種の♂は灯火に来るのが夜中ではなく早朝か夕方の場合が多い。この日は19時前に♂が2頭来た。
本種の♂は朝から夕方にかけて活動する(昼行性)という説があるが、昼間は鳥等の天敵に見つかる可能性が高いので首を傾げる。
しかし実際に早朝と夕方に♂が灯火に飛来するのは確認しているので、昼間はともかく、早朝と夕方に♂が活動するのは間違いない様だ。
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↑繭は俗称でヤマカマスとも呼ばれる。
ヤマカマスの「カマス」の由来はムシロ(筵)を二つ折りにして両側を編んだ袋。確かに一直線の口が似ている。
美しい緑色の繭は落葉後には目立つが、落葉前に羽化するので冬~春に目立つ繭は空。羽化した成虫は茶~黄色の落葉色で、生涯うまく保護色を活用している。
ヤママユガ科は蚕の近縁であり、皇居でも飼育しているヤママユガ(天蚕)の様に高価な絹糸がとれる種もいるが、ウスタビガの繭からは糸はとれないらしい。
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↑幼虫
危機を感じるとキーキー鳴くという。
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↑卵
繭についていることが多い。
♀が羽化直後に繭にぶら下がっている状態で、♂が飛来して交尾、そのまま繭に産卵というケースが多い様だ。
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↑蚕の蛹の佃煮
ヤママユガ科は蚕の近縁。
養蚕で絹糸をとる為には、羽化して糸を切らない様に繭を熱処理する必要がある。
信州などの養蚕地帯では、熱処理して糸をとった後の蛹を無駄にせず、ザザムシハチの子、イナゴ同様に貴重な蛋白源として活用してきた。

現在の飽食の日本では、昆虫食というとゲテモノ趣味に思われがちだが・・・
いずれ地球は食糧難に見舞われることが避けられないという説もある。蛋白質生成の面で牛や豚などは効率が非常に悪い。
一方で昆虫は牛等に比べて効率がよく、高蛋白・低脂肪でもあり、食糧難対策の有望な選択肢となり得る。
特に、食材に偏見の少ない日本人は有利かもしれない。

<参考サイト>
21世紀は「昆虫食」の時代?
  
多彩だった日本の昆虫食


→ウスタビガ2012
→ウスタビガ2011
→ウスタビガ2010


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by issun_no_mushi | 2013-11-06 22:10 | 鱗翅目・蛾・野蚕

クロウスタビガ・ムラサキシタバ

秋の大型蛾の季節がやってきた。

9月末は、川北さんATSさんの埼玉勢と久々の秩父夜戦でクスサン、ヒメヤママユ祭(笑)
鮮度の高いヤママユ♂がまだいたのには驚いた。

10月初は、仕事で多忙な真神ゆさんと久々の山梨夜戦で黒と紫の2種狙い。
新月かつ雨後と格好の蛾日和。低温が心配だったが雲や霧のおかげで保温され、クスサン、ヒメヤママユに交じって両ターゲットに出会えた。
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◆クロウスタビガ♂(10月 山梨)
今年の初物は♀1、次いで♂が4頭飛来した。
ボロ個体もいたので既に発生していた模様。
幼虫はキハダ喰い。
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↑クロウスタビガ♀
 翅は欠けていたが久々の♀

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◆ムラサキシタバ(10月 山梨)
大型カトカラが飛来。またもシロシタバかと思いきや紫だった。
カトカラの中ではシロシタバに並ぶ大きさ。
幼虫はヤナギ科喰い。今年は同ポイントで9月上旬から出ていたらしい。

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↑シロシタバ(9月 秩父)

今夏から会ったヤママユガ科を列挙する。

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↑シンジュサン(7月 山梨)
 前翅端は蛇の頭に擬態しているという説もあるが・・・どうだろう?

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↑ヤママユ♀(9月 山梨)

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↑ヤママユ♂(9月 秩父)

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↑ヤママユの繭カラ(3月 山梨)
 高級な絹糸がとれるという。皇居でも飼育している。

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↑ヒメヤママユ♂(10月 山梨)

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↑ヒメヤママユ♀(10月 山梨)

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↑クスサン♂(10月 山梨)

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↑クスサン♀産卵(9月 秩父)

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↑クスサンの繭カラ(4月 山梨)


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by issun_no_mushi | 2013-10-09 21:34 | 鱗翅目・蛾・野蚕

ウスタビガ

今秋観察・見聞できた範囲では、関東高地のクロウスタビガはほぼ平年通りに出現した。
一方、ウスタビガは平年よりやや早めに現れ、両種を同日に観察したという情報を複数得た。
一度、ウスタビガとクロウスタビガを並べて撮ってみたいが、同時に同ポイントで会った事がない。
11月に入ってアキナミシャクも現れ、蛾も晩秋のメンバーが揃った。

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◆ウスタビガ♂(11月 山梨)本州以南亜種 Rhodinia fugax fugax
広食性。♂は比較的遅い時間に出現する傾向があるとされているが、この日は摂氏2度を切る中、19時前に飛来した。

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◆アキナミシャク(同上)Epirrita autumnata autumna
和名も学名も「秋」の名を持つナミシャク亜科3種の中の最大種。
普通種にもかかわらず、食餌が未知とされている。

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↑ナカオビアキナミシャク Nothoporinia mediolineata
アキナミシャク3種の中の1種。リョウブ科喰い。

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↑ミドリアキナミシャク Epirrita viridipurpurescens
アキナミシャク3種の中の1種。ブナ科・カエデ科・カバノキ科喰い。

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↑カバエダシャク Colotois pennaria ussuriensis
晩秋に現れるエダシャク亜科。広食性。

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↑ニトベエダシャク Wilemania nitobei
これも晩秋に現れるエダシャク亜科。広食性。

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↑エゾクシヒゲシャチホコ Ptilophora jezoensis
晩秋のシャチホコガ科。クシヒゲシャチホコより白線がくっきりして数も少ない。カエデ科喰い。

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↑クシヒゲシャチホコ Ptilophora nohirae
カエデ科・カバノキ科喰い。

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↑キエグリシャチホコ Himeropteryx miraculosa
これも秋のシャチホコガ科。カエデ科・カバノキ科・トチノキ科喰い。

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↑ウスズミカレハ Poecilocampa tamanukii
バラ科・カバノキ科喰い。
この時期は特に落葉色の蛾が大勢を占めるが、この種は黒っぽくて目立つ。
別名タマヌキカレハ。タマヌキは昆虫学者の玉貫氏に由来するものと思われる。
和名の命名時は、その由来も公的な記録に留めて置くべきではないかと思う。


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by issun_no_mushi | 2012-11-07 21:43 | 鱗翅目・蛾・野蚕

クロウスタビガ

シンジュキノカワガ遭遇の翌週、蛾LOVEさん、ジークさんを交え、再び川北さんVIEWさんと灯火観察をするも、季節は激変していた。
クロウスタビガが現れ、山梨高地ではなんと、ウスタビガも出現していた。同じ夜に両種に出会えたのは初めての経験だった。
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◆クロウスタビガ♂(10月 埼玉)
平年通りのタイミングで会えた。いつもながら渋い。幼虫はキハダ喰い。

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◆ヒメヤママユ黒型♂(同上)
平年は雑魚扱いのヒメヤママユが今秋は少ない。
このエリアは黒型が比較的高い頻度で見られる。

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↑ヒメヤママユ黒型♀(同上)

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↑ヒメヤママユ(普通型)♂(同上)

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↑クスサン♂(同上)

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↑クスサン♀(同上)

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↑ウスタビガ♀(同上)

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↑クワゴ♂(同上)

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↑ヤママユ♀(9月 山梨)


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by issun_no_mushi | 2012-10-31 21:15 | 鱗翅目・蛾・野蚕

ウスタビガ(雌雄モザイク)

チーム神奈川3名(真神ゆさん蛾LOVEさん、私)で再び埼玉にお邪魔して、川北さんと今秋二度目の高地灯火を慣行。
既にクロウスタビガは皆無。あんなにいたヒメヤママユも終りかけ。アキシャク3種に混じってウスタビガが出ていた。

しかも貴重な雌雄モザイク(gynandromorph)の個体に遭遇。発見時の詳細は川北さんのブログ参照。

雌雄の外見が異なるウスタビガだったからこそ雌雄モザイクと判別できた様なものなので極めてラッキーだった。これが雌雄で差が少ないクロウスタビガだったら気がつかなかったかもしれない。

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◆ウスタビガ♂♀(埼玉10月)
上の茶色い個体が♂、下の黄色い個体が♀。
晩秋に現れる野蚕(ヤママユガ科)のアンカー。
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↑♂
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↑♀
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◆ウスタビガ雌雄モザイク(同上)
左前翅は♂の形状だが、右前翅は♀の形状に近い。全体的に♀の黄色地だが、♂の茶色が混じっている。
灯下にいたので飛ぶことは出来たのだろうが、見た目にシュールで痛々しかった。
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↑左(画像向かって右)の触角は♂だが、右(画像向かって左)の触角は♂と♀が混じっている。
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↑左右の前翅の形状が異なっているのが重ねるとよく判る。(手は蛾LOVEさん)

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↑カタツムリの交尾。交尾では一方が♂、もう一方が♀の役割を果たす。
「雌雄同体」とは雌雄の生殖器を同一個体に持っている生物をいい、カタツムリなどが該当する。

「雌雄モザイク(gynandromorph、雌雄嵌合体、性的モザイク)」とは、本来は雌雄異体の生物であるにもかかわらず、遺伝子異常などの原因で、同一個体に雌雄が混在する状態。
昆虫ではクワガタや蝶が有名だが、共に飼育種で見つかることが多い。クワガタは雌雄で大顎の形状が異なるし、蝶も雌雄で翅の色彩が異なる種なら判り易いからだろう。

自然界では実際にどの程度、雌雄モザイクが発生しているか判らない。
仮に、雌雄の外見に差がほとんど無い種(例えばカナブンやキタキチョウ)の雌雄モザイク個体が目前にいても、外見で判別するのが困難な為、気がつかない可能性が極めて高い。
また、雌雄モザイクは両性が半々とは限らず、片方の性がごく数%に過ぎない場合も充分あり得る。そうなると外見ではほとんど判別できず、正常個体として交尾して子孫すら残せるかもしれない。
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↑ベニシジミの雌雄モザイクと思われる個体(過去画像。神奈川産)
左右の翅の大きさが異なり形状も異なる。後翅表の白斑も片方にしか無い。
他の正常個体に混じって普通に飛んで吸蜜していた。採集はしていない。


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by issun_no_mushi | 2011-11-09 23:01 | 鱗翅目・蛾・野蚕

クロウスタビガ

クロウスタビガは毎秋、山梨県で観察してきたが、今年は川北さんと埼玉産を確認してきた。
クロウスタビガは中秋の短い期間に姿を見せる野蚕(ヤママユガ科)の大型蛾。
和名の通り、ウスタビガを黒くした様な外見を持つ。他の野蚕と異なり柑橘系喰い。
関東甲信では高地に産する為、出会いが少ない。
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◆クロウスタビガ♂(埼玉10月)
外見ではほとんど性差がないが、触角が異なる。

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↑山梨産♂(10月)

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◆クロウスタビガ♀(埼玉10月)
今回初めて♀に出会うことができた。

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↑♀の眼状紋。鱗粉がなく、透けているのが判る。

→クロウスタビガ2010
→クロウスタビガ2009
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→クロウスタビガ2007
→クロウスタビガ2006

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by issun_no_mushi | 2011-10-26 22:17 | 鱗翅目・蛾・野蚕