一寸の虫にも五分の魂

issun.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧

クロスジフユエダシャク♀・フタスジフユシャク♂

今冬は12月中旬までに16種のフユシャクを確認(オオナミ及びコナミフユナミシャクは1種とカウント)したが♂ばかり。今冬のフユシャク♀はクロスジフユエダシャクが初だった。

2009年中は大変お世話になりました
皆様が素晴しい新年を迎えることを祈ります

b0033112_22362435.jpg

b0033112_2240588.jpg

b0033112_22412414.jpg

◆クロスジフユエダシャク♀(2009/12 埼玉)
日本全国の初冬に見られるエダシャク亜科の平地性フユシャク。
♂は昼もブナ系の林をチラチラ飛び回る。

b0033112_22375294.jpg

↑クロスジフユエダシャク♂(2009/11 神奈川)

b0033112_22371040.jpg

b0033112_2239552.jpg

◆フタスジフユシャク♂(2009/11 山梨)
日本全国の初冬に見られる山地性のフユシャク。
フユシャク亜科Inurois系の中では最も好きな一種。


→フユシャク図鑑

→ホームページ
[PR]
by issun_no_mushi | 2009-12-29 22:43 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ユキムカエフユシャク・サザナミフユナミシャク

ATSさん川北さんMatszさんのご協力を得て、埼玉でフユシャクの探索を行い、
ターゲットのユキムカエフユシャクとサザナミフユナミシャクに再会することができた。
直前の偵察では未発生だったのだが、前日の雨が幸いしたのか、当日は新鮮な両種を複数頭確認できた。
これで今冬のフユシャクの確認は15種となった。

b0033112_2222995.jpg

b0033112_22232346.jpg

◆ユキムカエフユシャク♂(2009/12 埼玉)
「雪迎」という風流な和名を持つ、東日本に分布する山地性の初冬型フユシャク。
従来はシロオビフユシャク(画像は下方)と同種と見られていたが、比較的最近に別種とされた。
埼玉のポイントでは非常に局所的ながら不思議と低地(標高10m付近)に棲息する。
通常、標高1000m以上で出会う個体の幼虫はヤマハンノキを食すとされているが、
埼玉産はハンノキを食すらしい。
この日は羽化間もない個体にも会うことができた。

b0033112_23533737.jpg

↑シロオビフユシャク(2009/11 山梨) 標高1400m付近。

b0033112_22223054.jpg

b0033112_22234887.jpg

◆サザナミフユナミシャク♂(2009/12 埼玉)
関東甲信付近に分布する平地性の初冬型フユシャク。 
けっこう小さく、外見も地味で、非常に見つけ難かった。
理由は不明だが神奈川ではなかなか会えなくなってきた。
b0033112_2375416.jpg

↑川北さんが最初に見つけたサザナミフユナミシャク♂
 流石の探索眼です。

b0033112_2352877.jpg

↑チャバネフユエダシャク♂(2009/12 埼玉)
 羽化間もない個体に数頭会えた。光を当てると敏感に飛び立つ。
 山梨高地では11月中に既に観察していたので、1ヶ月近く遅い発生だ。

 標高差や緯度差はそのまま温度差につながり、発生時期の時間差が生じる。
 あまり時間が自由にならない観察者としては、標高差や緯度差を上手く使うことによって、
 時期を進めたり、遅らせたり出来るので、会いそびれた種の探索や、リベンジができる。
 標高差や緯度差は「プチ・タイムマシン」だ。

b0033112_236252.jpg

↑クロオビフユナミシャク♂(2009/12 埼玉)
 この日は羽化間もない♂に多数出会えた。山梨高地では11月末に発生していたので半月遅い。

b0033112_2228373.jpg

↑昼間に出会った、保護色が微妙なキノカワガ(2009/12 埼玉)
 もちろんフユシャクではないが、成虫越冬なので冬に会える機会も多い。

b0033112_22282370.jpg

↑夜の樹液に来ていたフクラスズメ(2009/12 埼玉)
 この種は広い意味のカトカラで、後翅の青斑がチラリと見えた。
 これも成虫越冬なので冬に会える可能性は高い。雨戸袋で出会ったなんて話もよく聞く。
 幼虫はよく見かける割りに、成虫に出会う機会はさほど多くない。

b0033112_13515394.jpg

↑フクラスズメ幼虫(2009/5 神奈川)

→ユキムカエフユシャク2006
→ユキムカエフユシャク2007
→サザナミフユナミシャク2006

→フユシャク図鑑

→ホームページ
[PR]
by issun_no_mushi | 2009-12-22 22:29 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ヒメカマキリ

12/12に埼玉のATSさん川北さんMatszさん のご協力を得て、埼玉産フユシャクの探索を行い、久々ユキムカエフユシャクとサザナミフユナミシャクに再会することができた。
年の瀬のお忙しい中、お手数お掛け致しました。厚く御礼申し上げます。

その前に・・・
12/5の千葉遠征では悪天候の為、目標は撮影できなかったものの、副産物として生涯初めてヒメカマキリに会うことができた。
b0033112_22292942.jpg

b0033112_22352558.jpg

b0033112_23153233.jpg

b0033112_23155443.jpg

◆ヒメカマキリ(2009/12 千葉)
千葉遠征で真神ゆさん が発見。羽の無いヒナカマキリには沖縄で会ったlことがあるが、ヒメカマキリには初めて出会った。
体長約30mmで、コカマキリの半分程度。
b0033112_22302257.jpg

◆ヒメカマキリ擬死(同上)
同一個体の擬死。話には聞いていたが初めて見た。
カメラを近づけただけで脚を縮めてこの状態になる。

→ホームページ
[PR]
by issun_no_mushi | 2009-12-16 22:36 | 網翅目(カマキリ)

チャバネフユエダシャク・オオチャバネフユエダシャク

フユシャクは、成虫が冬季に出現するシャクガ科の総称で分類はフユシャク亜科、ナミシャク亜科、エダシャク亜科の3つの亜科にまたがる。
鹿の鳴声しか聞こえない凍てつく暗い冬の夜に山奥の外灯で探していたフユシャクに会えると、地味に嬉しい。
たまに職質にあうのが面倒だが。
b0033112_20471977.jpg

b0033112_2049143.jpg

b0033112_212610.jpg

◆チャバネフユエダシャク♂(2009/11 山梨)
晩秋から厳冬に現れるエダシャク亜科のフユシャク。
日本全国で見られる普通種。幼虫は広食性。
b0033112_2142254.jpg

b0033112_214526.jpg


b0033112_2171946.jpg

↑2006年 神奈川産♀
→2006年 神奈川産♀
→2008年 栃木産♀

b0033112_2182348.jpg

↑チャバネフユエダシャク幼虫

b0033112_20475236.jpg

b0033112_20482157.jpg

◆オオチャバネフユエダシャク♂(2009/11 山梨)
晩秋に出現する山地性のエダシャク亜科のフユシャク。
幼虫はマツ科を喰う。

b0033112_2110515.jpg

↑オオチャバネフユエダシャク♀(2008年・群馬)

→フユシャク図鑑

→ホームページ
[PR]
by issun_no_mushi | 2009-12-09 20:57 | 鱗翅目・蛾・冬尺

初冬のフユシャク

日本は四季があり、その変化は美しく楽しいが、冬季は虫達を見かける頻度が少なくなる。
その中で、フユシャクは冬季にならないと成虫に出会えない非常にユニークな存在だ。
30数種いるが、それぞれの出現時期は決まっており、♀は翅が無いか短く飛べない。
成虫は餌をとらず、短期間で姿を消す。
b0033112_0813100.jpg

b0033112_0153412.jpg

◆ミヤマフユナミシャク♂(2009/11 山梨)
和名の通り山地性のフユシャク。
晩秋に出現し短期間に姿を消す為、油断していると会い損なう。会い損なうと来年の晩秋まで会えない。
地味だが、山地性フユシャクの幕開けを告げてくれる好きな1種だ。

b0033112_085684.jpg

b0033112_0183351.jpg

◆ウスオビフユエダシャク♂(同上)
これも晩秋に出現し短期間で姿を消す山地性フユシャク。
エダシャク科のLarerannisの4種も好きな種だが、その中でこの種が1番早く出現する。

→2006年初冬フユシャク
→2008年栃木のフユシャク

→フユシャク図鑑

→ホームページ
[PR]
by issun_no_mushi | 2009-12-03 00:13 | 鱗翅目・蛾・冬尺