一寸の虫にも五分の魂

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ウスバフユシャク

フユシャク 35種を構成する3亜科の内、フユシャク亜種は14種。
その内の9種を占める Inurois属はまさにフユシャク中のフユシャクと言える。
その中でも代表的な種と言えば、北海道から九州まで分布する超普通種のウスバフユシャク。
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◆ウスバフユシャク交尾(12月埼玉)
全て別なペア。♀が♂を引っ張って歩く。
フユシャク亜科の♀は翅が全く無く、太い胴体は卵でいっぱい。
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◆ウスバフユシャク♂(12月埼玉)
北海道~九州に分布。11~1月頃に発生。広食性。
羽の濃さは多様。前翅の点が薄い個体もいる。
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↑♂だけに見えても・・・実は交尾中の可能性もある。
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↑羽化不全の個体も時々見かける。フユシャク亜科は翅が薄いので羽化が難しいのだろうか。
フユシャクの♀は翅が無いので、羽化不全で飛べない♂にも交尾のチャンスが無い訳ではないが、かなり難しいだろう。


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# by issun_no_mushi | 2017-02-08 22:58 | 鱗翅目・蛾・冬尺

クロバネフユシャク

フユシャクを構成する3亜科の内、フユシャク亜種のAlsophila属は日本に4種。
その内、本州に生息するのは、ユキムカエフユシャクシロオビフユシャクと本種。
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◆クロバネフユシャク♂(12月埼玉)
全て別個体。
シロオビフユシャクに似ているが、翅色が黒く、前翅の前縁が反り気味。

本州(東北、関東、東海)の平地に分布する。
12下旬~2月頃に発生する。食餌はブナ科。

当初は横浜・東京など関東圏のみで確認されていたが、徐々に本州の広範囲の平地で見つかっている。
Alsophila属はどの種もなかなか交尾ペアに遭遇し難く、本種の交尾も1回しか出会ったことはない


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# by issun_no_mushi | 2017-02-01 21:13 | 鱗翅目・蛾・冬尺

シロオビフユシャク

フユシャクは、シャクガ科のエダシャク亜科、ナミシャク亜科、フユシャク亜科の3亜科から構成される。
冬の中期、厳寒期になると、フユシャクの中のフユシャクとも言える「フユシャク亜種」が出現する。

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◆シロオビフユシャク♂(12月埼玉)
エダシャク科 フユシャク亜科。北海道~九州に分布。11~1月頃に発生。
広食性の普通種だが、その割に、1ヶ所で何頭も見ることは少ない。
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◆シロオビフユシャク♂羽化不全(同上)
フユシャクを観察していると、時々♂の羽化不全を見かける。
偶然なのか、冬に羽化するフユシャクゆえのリスクがあるのか・・・

♀は翅が無いので、飛べない♂にも出会いのチャンスはあるが、これまで羽化不全♂のカップルは見たことがない。
飛べない♂が♀のフェロモンを感知しても、飛べる♂よりも早く♀のもとにたどり着くのは難しいだろう。

セミは、長い年月の幼虫時代を経て、数日間の成虫期間で交尾し、子孫を残そうとする。
フユシャクの一生は1年サイクルだが、短い成虫期間で交尾し、子孫をのこそうとする点はセミと同様だ。
セミの成虫と大きく異なるのは、フユシャクの成虫は口が退化しており食餌をとらない点だ。


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# by issun_no_mushi | 2017-01-25 21:54 | 鱗翅目・蛾・冬尺

クロスジフユエダシャク♀・クロオビフユナミシャク♂

フユシャクと言っても、冬の間ずっと通して見られる種はいない。
晩秋、初冬、厳冬、早春・・・と、時期が変わると種も移り変わる。

クロスジフユエダシャクは、関東では初冬の昼に♂が飛交い、12月末には姿を消す。
しかし、♀は年末まで頑張っている。
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◆クロスジフユエダシャク♀(12月神奈川)
北海道~九州に生息。平地性で11~12月頃に発生する普通種。食餌はブナ科、モミジ科。
→♂

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◆クロオビフユナミシャク♂(12月神奈川。3枚目は埼玉)
北海道~九州の山地から平地に分布。11~12月頃に発生する。広食性の普通種。
→♀


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# by issun_no_mushi | 2017-01-18 22:01 | 鱗翅目・蛾・冬尺

イチモジフユナミシャク

フユシャクの内、ナミシャク亜科は冬前半でほぼ出現を終える。
平地ではイチモジフユナミシャクとナミスジフユナミシャクがそのアンカーを務める。
特にエメラルド色のイチモジフユナミシャクの♀は一見の価値がある。
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◆イチモジフユナミシャク♀(12月 埼玉)
2枚は別個体。
♀はコケに擬態する為か、綺麗なエメラルド色の個体が多い。
北海道~九州に分布し、11~1月頃に発生する。
広食性で、山地~平地で見られる普通種。
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◆イチモジフユナミシャク交尾(12月 埼玉)
全て別のペア。
ご多聞に漏れず♀が♂を先導して登る。

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↑♂

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↑チャバネフユエダシャク♂(右)との比較


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# by issun_no_mushi | 2017-01-09 00:00 | 鱗翅目・蛾・冬尺

謹賀新年2017

旧年中は大変お世話になりました
2017年もよろしくお願い致します
皆様のご多幸と虫運を祈ります

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↑ブドウオオトリバ(11月 長野)
漢字で書けば「葡萄大鳥羽」。
トリバガ科。開帳20mm。本州・九州に分布。食餌はブドウ科。

◆トリバガ(鳥羽)科
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↑ブドウトリバ
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↑フキトリバ
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↑ヒルガオトリバ
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↑ナカノホソトリバ
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↑シラホシトリバ
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↑シロトリバ

◆ニジュウシトリバ(二十四鳥羽)科
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↑ニジュウシトリバ
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↑ヤマトニジュウシトリバ
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↑和名未定種(沖縄産)
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# by issun_no_mushi | 2016-12-31 20:21 | 鱗翅目・蛾

サザナミフユナミシャク

クリスマス・イヴの夜にフユシャク観察会を総勢7名で敢行し、
埼玉で6種、帰路に神奈川で2種の計8種に出会うことができた。

特筆すべきは、サザナミフユナミシャクを埼玉で8♂、神奈川で1♂で確認できたこと。
神奈川で本種はレッドデータ扱い。

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◆サザナミフユナミシャク♂(12月神奈川)
本州(関東甲信越など)に分布。平地性で12月頃に発生。食餌はブナ科。
神奈川産は昨年、遠目に見ていたもののロストしていた。
この晩、昨年と同じポイントで1♂を確認。10年ぶりの出会い。

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◆サザナミフユナミシャク♂(12月埼玉)
埼玉では8♂を確認。画像は全て別個体。
先頭の1頭は夜に雑木林で出会った個体だが、他の7頭は全て昼間に桜林で出会った個体。
食樹ではない桜林にいた理由は謎だ。


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# by issun_no_mushi | 2016-12-29 23:02 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ユキムカエフユシャク・フタスジフユシャク

11月初旬、フユシャクを狙って長野の高地に遠征。
今季初の探索だったが、フユシャク亜科にも2種類に出会えた。
残念だがヤマウスバフユシャクには少し早かった様だ。

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◆ユキムカエフユシャク♂(11月長野)
そろそろ雪の時期というタイミングで見られるという風流な和名。
北海道、本州(東北、関東、中部、東海)に分布。
関東以西では主に山地性で11月頃に発生。
食餌はヤマハンノキ等。

埼玉の一部では、なぜか平地に産し、ハンノキを食している。

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◆フタスジフユシャク♂(同上)
ウスバフユシャクに似ているが、それより早目に発生する。
北海道~九州に分布。関東以西では山地性で11月頃に発生。
食餌はバラ科、カエデ科。

1月に静岡で発生するシュゼンジフユシャクと近縁と思われる。


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# by issun_no_mushi | 2016-12-21 22:57 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ウスオビフユエダシャク・チャバネフユエダシャク

11月初旬、フユシャクを狙って長野の高地に遠征。
今季初の探索だったが、この晩だけで7種のフユシャクに会うことができた。

オオチャバネフユシャク以外のエダシャク亜科のフユシャクを。

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◆ウスオビフユエダシャク♂(11月長野)
北海道、本州(東北、関東、中部) 山地性。11月頃。カバノキ科、ブナ科。
この晩は♂があちこちで羽化していた。
→交尾

Larerannis属は良く似た4種がいるが、微妙に棲み分けている様だ。

・ウスオビフユエダシャク : 晩秋、 山地性、 北海道、本州(東北、関東、中部)
ナカジマフユエダシャク : 晩秋、 山地性、       本州(関東、中部、東海、近畿)
ヒロバフユエダシャク   : 早春、 平地生、       本州、九州
フタマタフユエダシャク  : 早春、 山地性、 北海道、本州(東北、関東、中部)


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◆チャバネフユエダシャク♂(11月長野)
北海道~九州。11~1月頃。山地~平地の普通種。広食性。
平地で見られるフユシャクとしては地味だが大型種。

→交尾

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↑オオチャバネフユエダシャク(左)との比較(過去画像) 大きさは変わらない。

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↑平地の公園でも普通種(過去画像)


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# by issun_no_mushi | 2016-12-13 22:14 | 鱗翅目・蛾・冬尺

オオチャバネフユエダシャク

11月初旬、フユシャクを狙って長野の高地に遠征。

フユシャクを観察して10年以上経つが、これまで未見だったオオチャバネフユエダシャクの交尾に出会うことができた。

先週貼ったミヤマフユナミシャク交尾の繰り返しになるが・・・
このカラマツ林を昨年の内に単身で探し出し、今年の発生日を見事に当てた川北さん(HN)はエライ。
改めて感謝するとともに、大きな成果は探索眼の数に比例することを再認識した。
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◆オオチャバネフユエダシャク交尾(11月長野)
日付変更線を越えた頃、フユシャク探索は初めてというD嬢が発見。
「Erannis属の交尾は深夜」と一般に言われる定説通りだった。
北海道、本州(関東、中部)、四国に分布。山地性で、11月頃出現。食餌はカラマツ。
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◆オオチャバネフユエダシャク♀(同上)
日の入り直後に蛾LOVEさんが見つけた♀。
先週貼ったミヤマフユナミシャクの単体♀と、同じ時刻に、同じカラマツを這い上がっていた。
交尾を狙って放置していたら、幹を登ったらしく、ロストしてしまった。
カラマツは高木なので、登られるともう取り返しがつかない。
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↑♂はあちこちで羽化していた


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# by issun_no_mushi | 2016-12-07 22:24 | 鱗翅目・蛾・冬尺