山陽では収穫が多かったのだが、表紙での紹介は今回を最後とする。
鱗翅目では蝶だけではなく、貴重な蛾にも会えた。
特筆すべきは、超レア種ホソバミツモンケンモンと、西日本では普通種のメンガタスズメ。
共に初見種なので、飛来していたシンジュサンすらその存在が霞む状況だった。
◆ホソバミツモンケンモン(2009/6 広島)
蛾幕に飛来していたのを朝方
Dody-doyさんが発見。
狙ってはいたものの、本当に来るとは思わなかったので、全員パニック状態だった(笑
◆メンガタスズメ(2009/6 岡山)
山陽最終日に蛾柱状態の街灯で
真神ゆさんが発見。
会いたかったがこれまで出会えるチャンスが無かった蛾。
今回は予定外に鮮度の高い個体に会えてラッキーだった。もう少し時間の余裕があればなお良かったのだが。
この面型を見ていると、水木しげるのネズミ男を連想してしまう。
この蛾の仲間は、ジョディ・フォスター主演の映画「羊たちの沈黙」でその存在が広く知られる様になった。
「ハンニバル」のシリーズ作に当り、猟奇系が苦手でない方は一度ご覧になってはいかがでしょう。
当初はクロメンガタスズメと表記していましたが、メンガタスズメであることが判明し、
2009/9/16に訂正しました。蛾LOVEさん同定頂きどうもありがとうございました。
↑エゾスズメ
後翅が目立つスズメガ。こんなに大人しい個体には初めて会えた。
↑シモフリスズメ
メンガタスズメと同じ街灯にいた。普通種だが、私は八重山以来の出会い。
↑モモスズメ交尾
下が♂
↑シンジュサン♂
何度会ってもやはり大きくて存在感がある。これが来ると灯火観察成功という感じがする。
♀にはなかなか会えない。
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