千葉の副産物を続ける。今回は直翅系。
直翅目と言えば、バッタ、コオロギ、キリギリス、カマドウマに加え、カマキリ、ナナフシ、ゴキブリ等も含んでいたと思っていたが、いつの間にかバッタ、コオロギ、キリギリス、カマドウマだけを指す様になったらしい。
◆ショウリョウバッタモドキ(2009/10 千葉)
ショウリョウバッタモドキとは、ショウリョウバッタに似ているが異なるという意味の和名。
動植物の和名には、~モドキ、~ダマシ、ニセ~などという名称は多い。
失礼な気もするが、後から認識されたか、数が希少な種が「モドキ」となる宿命にある様だ。
↑ショウリョウバッタモドキ(神奈川産)
↑ショウリョウバッタモドキ(静岡産)
↑ショウリョウバッタ♂
♂は♀の半分程度の大きさでよく飛ぶ。
キチキチバッタという俗称の由来は、飛ぶ時の音からきている。
↑ショウリョウバッタ♀
コメツキバッタという俗称の由来は、こう持つと米をつく様に上下に動くことからきたらしい。
↑ショウリョウバッタ♀ 茶色型
↑オンブバッタ♀
オンブバッタも似ていなくもない。
♂が♀におんぶすることから付いた和名だが、その生態はバッタの仲間に共通する。
↑オンブバッタのペア(緑同士)
↑オンブバッタのペア(茶♂と緑♀)
↑オンブバッタのペア(緑♂と茶♀)
◆ニホントビナナフシ(同上)
九州以北では♀だけで単性生殖する。
大半のナナフシは翅が退化しているが、本種は翅をもつ。
この個体は前脚を失っている様だった。
↑ニホントビナナフシ(神奈川産)
↑シラキトビナナフシ(東京産)
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