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一寸の虫にも五分の魂

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初冬のフユシャク

日本は四季があり、その変化は美しく楽しいが、冬季は虫達を見かける頻度が少なくなる。
その中で、フユシャクは冬季にならないと成虫に出会えない非常にユニークな存在だ。
30数種いるが、それぞれの出現時期は決まっており、♀は翅が無いか短く飛べない。
成虫は餌をとらず、短期間で姿を消す。
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◆ミヤマフユナミシャク♂(2009/11 山梨)
和名の通り山地性のフユシャク。
晩秋に出現し短期間に姿を消す為、油断していると会い損なう。会い損なうと来年の晩秋まで会えない。
地味だが、山地性フユシャクの幕開けを告げてくれる好きな1種だ。

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◆ウスオビフユエダシャク♂(同上)
これも晩秋に出現し短期間で姿を消す山地性フユシャク。
エダシャク科のLarerannisの4種も好きな種だが、その中でこの種が1番早く出現する。

→2006年初冬フユシャク
→2008年栃木のフユシャク

→フユシャク図鑑

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2009-12-03 00:13 | 鱗翅目・蛾・冬尺