クロスジフユエダシャクの♂がヒラヒラ飛びはじめたクヌギ林で、樹皮の隙間に産卵するクヌギカメムシが目に付く季節となった。
カメムシには成虫越冬する種(クサギカメムシ等)や、幼虫越冬する種(アカスジキンカメムシ等)がいるが、クヌギカメムシの仲間はカマキリ等の様に卵越冬する為、晩秋が産卵シーズンになる。
◆クヌギカメムシ産卵(山梨11月下旬)
クヌギカメムシは3種類(純正クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシ)いるが、この日は神奈川と山梨で産卵中の純正クヌギカメムシを観察できた。
産卵後に母虫は年を越すことなく命を終える。
この画像には少なくとも10頭の産卵中のクヌギカメムシが見える。
→春の幼虫羽化
→越冬中のクサギカメムシ成虫(同上)
→アカスジキンカメムシ5齢幼虫(同上)
◆カシノアカカイガラムシ♀(同上)
体長約2mm。何頭も歩き回っていた。
クヌギカメムシの産卵を探すと、同じ時期に同じ樹で見かけることが多い。
→ホームページ