今年は入梅が早めの様だが、梅雨時期に出現する年1化のシジミチョウの仲間がいる。
希少種
オオルリシジミもそうだが、最も典型的なのはゼフィルス(文末参照)。
シジミチョウ科ミドリシジミ亜科ミドリシジミ族ミドリシジミ属の総称で、美種が多い為か人気が高い。
◆ウラナミアカシジミ(神奈川6月)
日本のゼフィルス25種の中で、最も派手な翅裏かもしれない。平地性ゼフィルス。
◆ミズイロオナガシジミ(同上)
翅の表はグレー1色で地味な外見だが、翅裏の模様はシックで美しい。平地性ゼフィルス。
↑ウラゴマダラシジミ(同上)
何頭も飛んでいたが、遠くにしか止まってくれなかった。
※ゼフィルスとは
シジミチョウ科ミドリシジミ亜科ミドリシジミ族ミドリシジミ属の俗称。ギリシャ神話の西風の妖精を意味するゼフィルス(zephyrus)と呼ぶ。年1化で、主に梅雨時に重なる6~7月頃に発生する。
シジミチョウとしては比較的大型で、♂の翅表に光沢鱗粉を持つ種が多く、美しさゆえ人気が高い。
後翅に尾状突起をもつ種が多く、これが触角を模して頭部を擬態している。
日本では以下の25種が該当する。
ウラゴマダラシジミ(上)、ウラキンシジミ、ムモンアカシジミ、チョウセンアカシジミ、カシワアカシジミ(未見)、アカシジミ、ウラナミアカシジミ(上)、ミズイロオナガシジミ(上)、ウスイロオナガシジミ、オナガシジミ、ミドリシジミ、メスアカミドリシジミ、オオミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ、クロミドリシジミ、ウラミスジシジミ、ウラクロシジミ(未見)、ウラジロミドリシジミ、フジミドリシジミ(目撃のみ)、ヒロオビミドリシジミ、ハヤシミドリシジミ、エゾミドリシジミ(未見)、アイノミドリシジミ、ヒサマツミドリシジミ(未見)、キリシマミドリシジミ(未見)
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