梅雨時なので雨は止むを得ないが・・・週末だけ狙った様に雨なのは閉口する。
しかたがないので・・・与那国オフの続きを(笑)
ヒトリガ科カノコガ亜科は昼行性の蛾で、ハチに擬態しているものと考えられる。
与那国島と石垣島で未見だった2種に会え、ようやく全4種を制覇できた。
ということで、
「カノコガ図鑑」を(笑)
ヒトリガ科(Arctiidae) カノコガ亜科(Syntominae)は全4種。
◆ムラマツカノコ(Syntomoides imaon) 5月 石垣島
カノコガに似るが、首や胸後部の黄線、脚の白斑、翅の透明部分の形状などが異なる。
与那国島の特産種と思っていたが、最近は石垣島にも分布を拡げたらしい。
発見者の村松氏に因んだ和名。
◆ツマキカノコ(Amata flava aritai) 5月 与那国島
与那国島の特産種。キハダカノコに似るが、翅の黄色い鱗粉が剥がれていない。
前翅端に黄色い部分があるのが、和名の「端黄」の由来らしい。
↑カノコガ交尾(Amata fortunei fortunei) 6月 神奈川
右が♂
↑カノコガ♀ 2009年6月 神奈川
「カノコ」の和名は「蚊の子」ではなく(笑)、「鹿の子」模様が由来らしい。
灯火では出会ったことはない。
↑カノコガ幼虫 5月 神奈川
枯れた草花を食べていた。
↑キハダカノコ(Amata germana nigricauda) 2009年6月 岡山
↑キハダカノコ 2008年8月 山梨
ついでに・・・
カノコガと同じく昼に活動する蛾として
「イカリモンガ図鑑」を(笑)
イカリモンガ科(Callidulidae)は1科1亜科2種。
↑ベニイカリモンガ(Callidula attenuata) 5月 石垣島
↑イカリモンガ(Pterodecta felderi) 2011年5月 東京
前翅裏の橙色斑紋が「錨型」に見えることが和名の由来らしい。
昼間に活動するばかりでなく、翅を蝶の様に畳んで止まる。
灯火では出会ったことはない。
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