今冬は寒く、梅の開花すら遅れていると言われたが、年明けの
フユシャクには出現の早い種もいた。
トギレフユエダシャクも平年(3月初~中)よりかなり早く、2月下旬には複数に出会えた。
本種は旧名トギレエダシャクと呼ばれ、フユシャクの仲間とされていながらも和名に「フユ」が付かなかったが、2009年にトギレフユエダシャクに改名された。
トギレの由来は、♀の翅が「途切れ」た様な形状であることなのは想像に難くない。
自分ならチギレ(千切れ:もぎとったように切れる意)と命名したかもしれない(笑)
◆トギレフユエダシャク♀(2月 埼玉)
エダシャク亜科のフユシャクの♀では翅が最大。
もちろん飛べない。北海道~九州に分布。広食性。
◆トギレフユエダシャク♂(同上)
♂はシロフフユエダシャク同様に
濃淡に個体差があるが、この♂は樹皮擬態にぴったりだった。
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