猛暑の夏は早くも過ぎ去り、秋の使者ウラナミシジミが増えてきた。
林道にぽっかりと空いた狭い陽だまりは、複数種の蝶で賑わっていた。
キタキチョウ、コミスジ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、キマダラセセリ・・・
普通種ばかりながらも不思議な空間だった。
今回は特に、好きな
セセリチョウ科をクローズアップする。
◆キマダラセセリ Potanthus flavum 交尾(9月 神奈川)
目前で巴戦をしていたキマダラセセリ達から1組のカップルが誕生した。
是非、子孫にも会いたいものだ。
↑単体も複数会えた。
今年は地元の散策が多かった為か、本種に出会う機会が例年になく多かった。
◆オオチャバネセセリ Polytremis pellucida (9月 神奈川)
9月に入り2化目の成虫が局所的に出現していた。
一度に2桁の本種に出会ったのは初めてな気がする。
↑イチモンジセセリ Parnara guttata (9月 神奈川)
この時期圧倒的多数を占めるセセリチョウ。
昔は大群で移動したと言うが、農薬の影響などで今ではそんなシーンは見られない様だ。
↑チャバネセセリ Pelopidas mathias (9月 神奈川)
イチモンジセセリに次ぐ普通種だが、最近数は見ない。八重山では多く見かける。
↑ミヤマチャバネセセリ Pelopidas jansonis (9月 神奈川)
ボロ個体ながら9月末でも健在だった。
↑ダイミョウセセリ Daimio tethys (9月 神奈川)
学名も「ダイミョウ」。止まり方に特徴がある。
↑ダイミョウセセリ 食餌のヤマノイモに作った巣と、若い幼虫 (8月 神奈川)
↑ヒメキマダラセセリ Ochlodes ochraceus ♀(9月 神奈川)
↑ヒメキマダラセセリ Ochlodes ochraceus ♂(9月 神奈川)
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