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一寸の虫にも五分の魂

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クロスジフユエダシャク

クロスジフユエダシャクは♂が昼間に飛び回る。
その所為か、本種の♂はその地味な外見にかかわらず、フユシャクの中ではもっともポピュラーかもしれない。

フユシャクは日本に35種いるが、昼に活動するのは早春のフチグロトゲエダシャクと、晩秋の本種のみ。

♂も♀も昼に活動するフチグロトゲエダシャとは異なり、本種の交尾は主に夜間なので、昼の♂の飛翔は「遊び飛び」とも称される。
しかし、明るい時間にも、稀に落葉の陰などで交尾が観察されているので、あながち遊んでいる訳ではないのかもしれない。

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◆クロスジフユエダシャク♂(11月神奈川)
食餌はブナ科、カエデ科。
北海道から九州まで分布する。成虫は11~12月頃に現れる。
本種は主に平地性とされるが、長野や群馬の標高1000m以上でも確認した事がある。

フユシャクの成虫は、桜前線と逆で、高地や北方など寒い地域から現れ、低地や南方にずれていく。

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↑枯葉擬態の蛾は多いが、本種の♂は目前にいても、枯葉の中では一瞬の油断で見失う。

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◆クロスジフユエダシャク交尾(11月埼玉)
この晩は、雨後で気温も高めだった為か、短時間の観察で4交尾が確認できた。

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↑♀

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↑今季最後に見た♂(埼玉)
晩生の個体だったらしく、12/13に1頭だけ観察できた。はたして相手は見つかっただろうか?
神奈川や埼玉のポイントを見る限り、今年の本種は平年よりやや出現が早く、終わりも早かった様だ。


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by issun_no_mushi | 2014-12-17 23:08 | 鱗翅目・蛾・冬尺