鱗翅目は比較的早い時期から発生するが、鞘翅目(甲虫目)は初夏に発生する種が多い。
カミキリやコガネムシなど、次々と甲虫類も現れてきた。
最近出会った1cmそこそこのコガネムシ達のご紹介。
中には、人間が利用する植物を好む種もいて、害虫扱いになっているが、つぶらな目やヒゲ(触角)が可愛らしく憎めない。
2007/6山梨県
■マメコガネ
美しい色の可愛らしい小型のコガネムシだが、マメ科の葉を喰うので害虫扱い。
米国に侵入してジャパニーズ・ビートルと嫌われたのは有名。
■セマダラコガネ
これも普通に見られる小型のコガネムシ。
このパターンの模様が基本だが、黒っぽい型など模様の変異もある。
触角がトナカイの角の様で愛らしい。
↑黒いセマダラコガネ(2004/8群馬県)
↑全てヒメアシナガコガネ(2007/6神奈川県)
この種も色彩や斑紋が多様。
↑ヒメトラハナムグリ(2007/7愛知県)
ハナムグリ(花潜り?)もコガネムシの仲間。
↑コガネムシの仲間の幼虫。(この個体はおそらくハナムグリの仲間)
コガネムシ科の幼虫は皆、同じコガネムシ科のカブトムシの幼虫に形はそっくり。
もちろん大きさはまちまち。
土中で見られ、身近では植木鉢やプランター、花壇でも見られる。
堆肥を食う種はともかく、根を食う種もいるので、ガーデナーの嫌われ者。
「相模国の自然スケッチ」ホームページ
http://www.geocities.jp/issun_no_mushi/