本州以北に棲む昆虫にとって、冬を如何に越すかが、そのライフサイクルのパターンを決める大きな要因になっている。
ツチイナゴの様に成虫越冬するバッタもいるが、バッタの大半は卵越冬の道を選んだ。
2007/11神奈川県
■オンブバッタ幼体
オンブバッタは本州では卵で越冬するが、5mm程度の幼体が数匹跳ねていた。
小春日和に春と誤って孵化したらしい。自然は時々残酷な悪戯をする。
→2004年12月のオンブバッタ幼体
■オンブバッタ茶型♀
ロゼッタ状態になった雑草地にオンブバッタの成虫が複数いた。
痛んだ個体が多く動きも鈍かったが、まだしっかり生きていた。
↑オンブバッタ緑型♀
↑オンブバッタ緑型♂翅が大きく損なわれていた
↑成虫越冬明けのツチイナゴ成虫(2005/3神奈川県)
「相模国の自然スケッチ」ホームページ
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