オナガミズアオに会ったのと同じポイントで、昼に今年初の蝶達に出会った。
南から渡って来たアサギマダラが2~3頭、優雅にフワフワと舞い、一方で今年生まれた新鮮なクジャクチョウが2頭、縄張りを争って空中戦を行っていた。
これから山も楽しくなる。
■クジャクチョウ(2008/6山梨県)
今年羽化した新成虫に出会った。 クジャクチョウは成虫で越冬して春に産卵する。
従って新成虫は冬を知らない。
■アサギマダラ♂(2008/6山梨県)
今年初めて出会った。 アサギマダラは渡りをする蝶で、この時期は南から北へ大移動し、秋に逆に移動する。昨年は、山梨県甲州市でマーキングした個体が与那国島で確認されたそうだ。
弱々しく見える蝶だが、とてつもない距離を移動する逞しさを秘めているものだ。
北アメリカ大陸でも、オオカバマダラというマダラチョウの仲間が、南北に渡りをすることで有名だ。
マダラチョウの仲間(本州で会えるのはアサギマダラに限られる)は、毒草を食草にする為、フワフワと優雅に飛ぶ割に、鳥等の天敵には狙われ難いという。
<八重山で会ったマダラチョウの仲間>
↑オオゴマダラ
↑オオゴマダラ幼虫
↑オオゴマダラ蛹
↑カバマダラ
↑カバマダラ幼虫と蛹
↑リュウキュウアサギマダラ
↑スジグロカバマダラ
↑ツマムラサキマダラ
→ホームページ