冬が近づくと虫の姿がまばらになる。
しかし、冬にだけ成虫になる昆虫もいる。
代表的なものはシャクガ科のフユシャクで、♀は羽を欠いて飛べないのが特徴。
クモガタガガンボは♀♂共に羽を欠く。
羽を失して体温を温存する進化なのだろう。
◆クモガタガガンボ♀(2008/11 栃木)
双翅(ハエ)目ガガンボ科
マイナス5℃を下回る寒さの中を蜘蛛の様に歩いていた。
羽を欠いたガガンボの仲間で、冬に成虫が現れる。
↑2006年末に山梨高地で初めて出会った個体。
◆キリウジガガンボ(2008/11 山梨)
双翅(ハエ)目ガガンボ科
普通に見られるガガンボ。幼虫が稲の根を食すことから
「切蛆」(きりうじ)と命名された。
↑マダラガガンボ(2004/6神奈川)
↑ヒメクシヒゲガガンボ(2004/5神奈川)
↑ベッコウガガンボ(2007/8群馬)
↑ガガンボモドキ(2008/10山梨)
ガガンボに似るが羽が4枚ある。長翅(シリアゲムシ)目 ガガンボモドキ科
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