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一寸の虫にも五分の魂

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ナカジマフユエダシャク

日本では36種が冬尺蛾とされているが、昨冬と今冬でその内31種に会えた。
2年越しの探索でようやく会えたナカジマフユエダシャクが31種目だ。
今年は過去の情報より出現が遅く、諦めかけた4回目の出撃でなんとか遭遇した。

冬尺の権威である中島秀雄先生の名を冠した冬尺なので是非会いたかった蛾だ。
この蛾の和名は当初シロフユエダシャク(白冬枝尺蛾)だったが、別種のシロフフユエダシャク(白斑冬枝尺蛾)と紛らわしい為、ナカジマフユエダシャクとされたそうだ。
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■ナカジマフユエダシャク♂(2007/12山梨県)
同時期に出るウスオビフユエダシャクに似ているが、ウスオビは長野・新潟・山梨・神奈川より北方側に分布し、ナカジマはそれより南西方側に分布している。

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■ウスオビフユエダシャク♂(2007/11長野県)
長野県や群馬県の高地では11月上旬から発生していた。

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↑シロフフユエダシャクの交尾(神奈川県)

→フユシャク図鑑

「相模国の自然スケッチ」ホームページ
http://www.geocities.jp/issun_no_mushi/
by issun_no_mushi | 2007-12-27 20:38 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ヒメクロオビフユナミシャク

冬尺蛾は日本で36種が確認されているが昨冬と今冬でその内の31種に会えた。
今回のヒメクロオビフユナミシャクは30種目の初もの。
2007/12東京都
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■ヒメクロオビフユナミシャク♀
冬尺の♀は翅が短いか欠けているのが前提だが、この種の♀は全ての冬尺の♀の中で最大の翅をもつ。しかし、もちろん飛べない。

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■ヒメクロオビフユナミシャク♂
発生期間が極めて短いということだったが、運良く♂7頭、♀1頭に会うことができた。

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↑クロオビフユナミシャク♂
こっちは山でも平地でも見かける普通種。

→フユシャク図鑑

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by issun_no_mushi | 2007-12-20 01:01 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ユキムカエフユシャク

冬に成虫が発生し、交尾・産卵する稀有な虫として冬尺蛾がいる。

日本では36種が知られるが、昨冬はその内28種に会えた。
今冬は、残る8種の内、遠地種やレア種を除く下記4種を狙っていたが、残りは2種。
・ヤマウスバフユシャク : 11月に出現する。軽井沢に通ってそれらしい♂1に遭遇済。
・ナカジマフユエダシャク : 11~12月に出現する。捜索中。
・ヒメクロオビフユナミシャク : 先週末、東京都で♂7、♀1に遭遇済。
・チャオビフユエダシャク : 2月に西日本に出現する。リサーチ中。

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■ユキムカエフユシャク♂(2007/11山梨県)
和名が風流で気に入っている冬尺。12月初頃に発生する。
初遭遇は昨年12月上旬の1♂(及び2♂の死骸)。今年は予想外に4♂に出会えた。
そのポイントでは前週末にも後週末にも影も形もなかったので極めて短期間の発生と思われる。

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■シロオビフユシャク♂(2007/11山梨県)
ユキムカエに似ているが、平地にも普通に見られる冬尺。
ユキムカエに比べて白帯が細く、大きく曲がる。
ユキムカエフユシャクは、最近までシロオビフユシャクと混同されていたそうだ。

→昨年のユキムカエフユシャク

→フユシャク図鑑

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by issun_no_mushi | 2007-12-13 22:04 | 鱗翅目・蛾・冬尺

冬のオンブバッタ

本州以北に棲む昆虫にとって、冬を如何に越すかが、そのライフサイクルのパターンを決める大きな要因になっている。
ツチイナゴの様に成虫越冬するバッタもいるが、バッタの大半は卵越冬の道を選んだ。
2007/11神奈川県
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■オンブバッタ幼体
オンブバッタは本州では卵で越冬するが、5mm程度の幼体が数匹跳ねていた。
小春日和に春と誤って孵化したらしい。自然は時々残酷な悪戯をする。

→2004年12月のオンブバッタ幼体

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■オンブバッタ茶型♀
ロゼッタ状態になった雑草地にオンブバッタの成虫が複数いた。
痛んだ個体が多く動きも鈍かったが、まだしっかり生きていた。

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↑オンブバッタ緑型♀

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↑オンブバッタ緑型♂翅が大きく損なわれていた

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↑成虫越冬明けのツチイナゴ成虫(2005/3神奈川県)


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by issun_no_mushi | 2007-12-05 22:55 | 直翅目(バッタ)