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一寸の虫にも五分の魂

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ツチイナゴ

晩秋になると、鳴く虫の声もまばらになった。
11月初旬というのに樹上から聞こえたのはアオマツムシの声。
足元の草地には産卵を控えたカマキリ達に混じり、元気なツチイナゴが群れていた。

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◆ツチイナゴ羽化(2008/10 神奈川)
バッタの仲間はほとんどが卵越冬するが、ツチイナゴは成虫で越冬する。
この個体はちょうど羽化直後だった。

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↑脱皮した脱殻

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↑ツチイナゴ成虫

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↑ツチイナゴ終齢幼虫

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↑ツチイナゴ終齢幼虫(茶型)

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↑ツチイナゴ終齢幼虫アップ


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◆アオマツムシ♂(2008/11 神奈川)
アオマツムシは樹上生活者で、大陸からの近年の外来種。
おそらく樹と共に移動した様で、本州で勢力を拡大中。

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↑鳴いている様子(同一個体)

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↑アップ(同一個体)


→ホームページ
by issun_no_mushi | 2008-11-25 23:00 | 直翅目(バッタ)

亀の子

テントウムシは漢字で「天道虫」・「紅娘」・「瓢虫」等と書く。
「天道虫」は飛ぶ際に高所に登る性質から。
「紅娘」は米語(ladybug)同様に、可愛らしい外見を女性に見立てたものと思われる。
では、「瓢虫」の由来はなんだろう?ウリ科の葉を喰うトホシテントウからかな。

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◆カメノコテントウ(2008/11 山梨)
神奈川でも見られる。体長11~13mmの大型テントウムシ。
クルミハムシの幼虫を捕食する。亀の甲羅に見立てた和名。

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◆ヒメカメノコテントウ亀甲型(2008/10 神奈川)
体長4~5mmの小型テントウムシ。アブラムシ等を捕食する。
斑紋は亀甲型の他に、黒型、黄点黒型、四紋型、二紋型、背筋型の6パターンある。

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↑黒型
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↑二紋型
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↑四紋型と黄点黒型(過去画像から)
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↑背筋型(過去画像から)
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↑ヒメカメノコテントウ幼虫

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↑ナミテントウ もちろんアブラムシの天敵。成虫越冬。
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↑蛹から羽化して間もないナミテントウ
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↑ナミテントウ幼虫

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↑ナナホシテントウ これもアブラムシの天敵。成虫越冬。
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↑ナナホシテントウ蛹
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↑ナナホシテントウ幼虫

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↑トホシテントウ(8/30) カラスウリ等ウリ科の葉を喰う。
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↑トホシテントウ幼虫 この種は幼虫で越冬する。

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コカメノコテントウ(2008/8/5長野県の高地)

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2008-11-19 22:13 | 鞘翅目(甲虫)

雪虫

「雪虫」と呼ばれる虫がいる。
初冬に白い綿毛をつけて、まるで雪の様に多数が空を舞い、間も無く雪が降る前兆とされていた。
自然と共存してきた日本らしい風流なネーミングだ。
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◆トドノネオオワタムシ(2008/10 山梨)
雪虫の正体は複数種のアブラムシ(アリマキ)の仲間だが、特に有名なのはこの種。
植物間の移動が雪虫現象となる。

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◆ハリカメムシ5齢幼虫(同上)
カメムシもアブラムシもセミもストロー状の口を持つ半翅目の仲間。
このカメムシは引っ付き虫(イノコズチ)を吸っていた。

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↑下から。吸っているストロー口が見える。美味しそうだ。

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↑近くにいた成虫。成虫で越冬する種なので、幼虫達は間も無く羽化するはずだ。
無事に越冬して欲しい。

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2008-11-13 00:27 | 半翅目(蝉・亀虫)

黄色いのはちょうちょ

このタイトルにピンと来たなら、絵本作家の五味太郎さんに詳しい方でしょう。

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◆ツマグロキチョウ越冬型(2008/10 静岡)
今年もツマグロキチョウに会いに静岡に出かけた。
ツマグロキチョウは、かつては神奈川でも普通種だったが、環境の変化で唯一の食草であるカワラケツメイが衰退し、それと共に蝶も絶滅危惧種となった。
(2008/11/5のNHKで、カワラケツメイを茶にする文化のある山口県某所で、ツマグロキチョウが繁殖しているというニュースをやっていた)

ツマグロキチョウは年2化で、秋型(越冬型)は前翅端が尖り、夏型とは別種の様なルックスになる。成虫越冬するので、枯葉に似せ様という戦略だろうか。

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↑ツマグロキチョウ夏型

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↑ツマグロキチョウ幼虫

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◆キタキチョウ越冬型(2008/10 静岡)
最近、沖縄県に棲むキチョウ(ミナミキチョウ)と、本州から沖縄まで棲息するキタキチョウとに分けられた。本州で普通に見かける黄色い蝶はキタキチョウの可能性が高い。
年数化する。食草はマメ科全般と広い。成虫越冬する。北海道には生息しない。

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↑キタキチョウ幼虫

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↑八重山で会ったミナミキチョウ(キチョウ)

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↑八重山で会ったタイワンキチョウ

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↑モンキチョウ
白い方が♀。黄色い♂のアプローチに対して交尾拒否姿勢をしている。
モンキチョウは幼虫越冬で、北海道にも生息する。

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↑ミヤマモンキチョウ飛騨山脈亜種
高山蝶
今年の8月常念岳にて。


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by issun_no_mushi | 2008-11-06 01:10 | 鱗翅目・蝶