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一寸の虫にも五分の魂

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<   2009年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ヒョウモンモドキ・ウスイロヒョウモンモドキ

梅雨の最中ながら、ヒョウモンモドキの仲間等に会いに真神ゆさんと山陽にお邪魔してきた。

お忙しい中、時間を割いて頂いたTODさん、ashさんご夫妻チャマダラセセリでもご同行頂いたDody-boyさん、自然観察指導員をされているyamaさんには大変お世話になりました。

ヒョウモンモドキの仲間はタテハチョウ科で、今回会いに行ったヒョウモンモドキ、ウスイロヒョウモンモドキの他に、甲信地方でも会えるコヒョウモンモドキがいる。
中でも、ヒョウモンモドキ、ウスイロヒョウモンモドキは環境悪化や採集圧で減少スピードが著しく、種の存続が風前の灯となっている。それぞれ、地元の保護で生き延びている状況であり、その努力には頭が下がる。
末永く種をつないでほしいものだ。

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◆ヒョウモンモドキ(2009/6 広島)
かつては山梨等にも生息していたが、今では山陽まで行かないとまず会えない。
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↑黒化型も数頭見られた。
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↑♂は既に少数派だった。
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↑蛹のカラ。派手だ。
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↑食草に産み付けられた卵

<2011年追記>
ヒョウモンモドキは2011年4月に、ようやく国内希少野生動植物種に指定された。
このことにより捕獲や殺傷、譲渡(標本含む)が禁止され、違反者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金となる。


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◆ウスイロヒョウモンモドキ(2009/6 岡山)
生息範囲がどんどん狭くなっている。
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↑大きさはヒョウモンモドキより一回り小さい。
コヒョウモンモドキに似ているが、色が薄いという意味の命名らしい。

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↑一昨年長野で会ったコヒョウモンモドキ


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by issun_no_mushi | 2009-06-30 22:53 | 鱗翅目・蝶

ベジタリアン?のアリグモ

天候が優れない為、近場の散策が続いた。
一昨年の6月に偶然ワクドツキジグモに出会った狭い谷戸。
もちろん2匹目のワクドには会えなかったが、普通種達の生態もよく見ると面白い。
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◆アリグモ♀(2009/6 神奈川)
ヤブカラシの花に蟻がいた。いや、よく見るとアリグモ♀だ。
何かを捕食しているのかと思ったが、どう見ても執拗に角度を変えながら花をかじって?(舐めて?)いる。
ベジタリアンか?
こんな場面を見た方はおられますか?


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by issun_no_mushi | 2009-06-24 22:13 | 蜘蛛綱(クモ、ダニ)

外来種(ラミーカミキリ、ヨコヅナサシガメ)

外来種や温暖化で、子供の頃には見なかった昆虫がいつの間にか普通種になっている。
外来種の定義は難しい。馴染のモンシロチョウや、一時は絶滅を心配したオオミノガも外来種に含める考え方もあり、ちょっと首を捻る。

ラミーカミキリ、ヨコヅナサシガメ、アオマツムシなどはその拡散の速さが目立つ外来種だが、彼ら虫達にはそもそも何の罪もないはずだ。
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◆ラミーカミキリ(2009/6 神奈川)
繊維用に移入されたラミー(イラクサ科の草)と共に幕末~昭和初期に持ち込まれた模様。
6月頃カラムシ(イラクサ科)でよく見かける。神奈川では既に普通種。
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◆ヨコヅナサシガメ(2009/5 神奈川)
腹部周囲の結合板が相撲の横綱まわしを連想することで命名されたらしい。
昭和初期にアジアから侵入した模様。神奈川では既に普通種。
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幼虫で集団越冬する。


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by issun_no_mushi | 2009-06-16 20:49 | 鞘翅目(甲虫)

6本脚の駱駝

土曜に遠征を企画したものの、またも雨で中止となった。
5~6月には発生する昆虫が多いが、休みの関係で遠征は週末に設定せざるを得ない。
その為、1度雨で機会を逸すると2週間経過してしまう。種類によっては2週間ものブランクは長い。2週間の内に羽化・産卵して消えていく種もいる。その年はそんな種には会いそびれてしまう。結局、一雨が一年のブランクとなる。
出来れば天気を制御して、週末の雨だけは避けたいものだ。

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◆ヒメシロコブゾウムシ(2009/5 神奈川)
この虫の顔を見ているとラクダを連想してしまう。
体つきはロボットの様で、改めて自然の造形に魅せられる。
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◆シロコブゾウムシ(同上)
ヒメシロコブゾウムシに似ているが鞘翅に2つ突起がある。
驚かすと脚を畳んで擬死(死んだふり)を演じる。

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↑シロコブゾウムシ
 大きさはヒメシロコブゾウムシと大差ない。

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↑擬死するシロコブゾウムシとオジロアシナガゾウムシ
これで鳥などの天敵が捕食するのを諦めるとは思えないのだが・・・。
甲冑の硬さで勝負するのなら、死んだふりをする必要はないし、脚は縮めた方が安全と思う。


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by issun_no_mushi | 2009-06-10 20:29 | 鞘翅目(甲虫)

続・平地ゼフィルス2009 

アカシジミやウラナミアカシジミに遅れること1週間でミズイロオナガシジミが出てきた。
一方で、ウラナミアカは既にボロばかり。アカに至っては姿も無かった。

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◆ミズイロオナガシジミ(2009/5 神奈川)
林縁の草地で羽化したばかりの個体に数頭出会った。
白っぽい姿は目立ち過ぎではないかと心配になる。
この日は、同じくゼフを撮りにいらっしゃった地元の周さんとも知合え、蝶談義ができて有意義な時間を過ごせた。

草地を観察すると、小さな蛾や鞘翅類、半翅類、蜘蛛類等にも出会えて、時間が経過するのを忘れる。
マイナーな虫も、多くの種に会えると楽しい。

以下、ミクロな蛾達を。

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◆フジサワベニマルハキバガ(同上)
開長15mmに満たない蛾だが、鮮やかな色が映える。

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↑ベニモンマイコモドキ 開長12mm程度

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↑シロスジツトガ 開長18mm程度

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↑カザリバ 開長10mm程度

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↑クロミドリバエヒメハマキ 開長10mm程度
似た種が複数いて同定に苦慮した。がいすとさん、蛾LOVEさんに感謝。

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↑キバガ科のHelcystogramma perelegans(和名未定) 開帳10mm程度
蛾類大図鑑にも未掲載で、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」サイトにも画像がない。
これも、がいすとさん、蛾LOVEさんに感謝。
和名が決まっていない種がまだまだいるのが日本のミクロ蛾の奥深さを物語っている。

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↑シバツトガ

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↑サクラキバガ 開長16mm程度
蟻と比べると小ささが判る。この蟻も非常に小さい種だった。

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↑アヤナミノメイガ
上のミクロな面々に比べると、開長20mm程度のこの蛾も大きく見える。

綾波と言えば・・・エヴァンゲリヲンの新作映画を封切る様だが、TV版も近く再放送するとか。


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by issun_no_mushi | 2009-06-03 21:34 | 鱗翅目・蝶