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一寸の虫にも五分の魂

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<   2011年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

シータテハ・クジャクチョウ

春羽化の蝶と競って、越冬蝶達も春の陽の光を謳歌していた。
成虫越冬するタテハチョウは秋型(越冬型)が成虫越冬し、春に交尾・産卵する。
関東甲信では高い標高を好むシータテハやキベリタテハ、エルタテハ等も、比較的寒さが厳しくない低標高地で越冬するらしく、越冬明けの個体は山麓の低地でも見られる。
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◆シータテハ越冬型(山梨4月)
越冬型(秋型)は夏型に比べて翅のギザギザが強い。成虫越冬。
後翅裏の白紋が「C」の字に似ていることが名前の由来。
キタテハに似るが、シータテハは関東甲信では山地性。

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↑キタテハ(同上)成虫越冬。

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◆クジャクチョウ越冬型(同上)
アジア亜種は学名に「芸者」が付くことでも有名。成虫越冬。
中部以北に分布し、関東甲信では山地性。

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↑ルリタテハ(同上)成虫越冬。

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↑テングチョウ(同上)成虫越冬。

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↑イカリモンガ(同上)蛾だが、昼行性で蝶の様な止まり方をする。成虫越冬。

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2011-04-27 23:03 | 鱗翅目・蝶

ヒメシロチョウ・ホソオチョウ

今年の関東平地では開花が遅れ気味だったソメイヨシノもそろそろ花弁が散り始めた。
昼は真神ゆさんと山梨で春の虫達を観察。
夜は川北さん一家と合流して早春の蛾探し。
強風に鱗翅類は翻弄されていたが、睡眠中に吹き飛ばされたらしい蝶にも出会った。
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◆ヒメシロチョウ春型(山梨4月中旬)
早春の蛾を灯下で探していた際に真神ゆさんが蝶を発見。
なんとヒメシロチョウ。春型は私的初モノだった。

→ヒメシロチョウ夏型

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◆ホソオチョウ春型♂(同上)
大陸から持ち込まれ、国内の数箇所に人為放蝶された蝶。
春型は夏型に比べて一回り小さい。食餌はウマノスズクサ。

→ホソオチョウ夏型

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2011-04-20 22:21 | 鱗翅目・蝶

ウスシモフリトゲエダシャク・カバイロミツボシキリガ

節電であちらこちらの外灯が消えている中、今季最後の山地性フユシャクの探索を行い、久々ウスシモフリトゲエダシャクに会えた。
結局、今季に生体に出会えたフユシャクは、過去撮影済31種中の2526種だった。
次期には、フユシャク全35種中、残る未見4種の内、1種くらいは挑戦してみたいものだ。

今季は山梨産のフタマタフユエダシャクには会えなかったが、川北さんが埼玉県で初めてフタマタフユエダシャク♂を確認したとのこと。新記録に拍手!

→その後、過去最も遅い4/30に山梨産のフタマタフユエダシャク♂を確認できた。(画像は下)

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◆ウスシモフリトゲエダシャク♂(山梨3月下)
名に「フユ」が付かないが、エダシャク亜科の山地性フユシャク。シモフリトゲエダシャクに似る。
蛾LOVEさんが執念で発見。

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↑シモフリトゲエダシャク♂(山梨3月下)
平地から山地まで広く分布する、大型で普通種のフユシャク。
ウスシモフリトゲエダシャクと同一日に同一ポイントで見つけた個体。

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◆カバイロミツボシキリガ(同上)
ヤガ科キリガ亜科の越冬キリガ。5種いるミツボシキリガの1種。年1化。
神奈川の平地にも産するらしいが、私的には人生初の出会い。
予想外の所で真神ゆさんが発見した。

→ムラサキミツボシキリガ
→エゾミツボシキリガ


今季出会えたフユシャク2526
シュゼンジフユシャク除く)
<フユシャク亜科>
シロオビフユシャク   神奈川、埼玉
ユキムカエフユシャク  埼玉、山梨(屍骸)
クロバネフユシャク   神奈川、埼玉
スジモンフユシャク 神奈川
クロテンフユシャク 静岡、山梨、埼玉、神奈川
ウスバフユシャク    神奈川、埼玉
ウスモンフユシャク   神奈川
ホソウスバフユシャク 静岡、山梨、埼玉、神奈川
<ナミシャク亜科>
ミヤマフユナミシャク  山梨
サザナミフユナミシャク 埼玉
イチモジフユナミシャク 埼玉
ナミスジフユナミシャク 神奈川
クロオビフユナミシャク 神奈川、埼玉
<エダシャク亜科>
ナカジマフユエダシャク 山梨
ウスオビフユエダシャク 山梨
ヒロバフユシャク 静岡、神奈川、山梨
・フタマタフユエダシャク 山梨(画像は下)
シロフフユエダシャク  神奈川
クロスジフユエダシャク 神奈川、埼玉
チャバネフユエダシャク 神奈川、埼玉、山梨
オオチャバネフユエダシャク 山梨
チャオビフユエダシャク 山梨
トギレフユエダシャク 埼玉
シモフリトゲエダシャク 神奈川、静岡、山梨
・ウスシモフリトゲエダシャク(上記) 山梨
シロトゲエダシャク 山梨

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↑4/30に山梨で会ったフタマタフユエダシャク♂
 フユシャクの出会いとしては記録的な遅さ。


→フユシャク図鑑

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2011-04-13 21:51 | 鱗翅目・蛾・冬尺

コツバメ・スギタニルリシジミ

関東のソメイヨシノの開花宣言は平年並みとのことだったが、昨年より1週間程度遅い所為か、ようやく感が否めない。
その為か、越冬蝶達の出現は平年並みの印象だが、春羽化蝶の出現は若干遅めに感じる。

今春会えたシジミチョウはようやく8種(下記2種の他、越冬明けウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ベニシジミ、ツバメシジミ、トラフシジミ)となった。

神奈川では3/5にモンキチョウを撮影し、3/28にモンシロチョウを目撃(未撮影)した。
意外にも越冬明けのキタキチョウを見ていない。アゲハチョウ科も未見。

ちなみに天気.jpのtenki速報では、遡って各地のモンシロチョウの初見情報が見られる。
4月7日には福島で初見されたとか。昨年より25日早いそうだ。
東北地方に本当の意味の春が、一刻も早く訪れて欲しい。

また、grassmonblueさん(ojyalさん)のブログでは、毎年モンシロチョウ初見調査をされています。ご参考まで。

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◆コツバメ♂(山梨4月上)
典型的なスプリングエフェメラルのシジミ。年1化で、一生の大半は蛹で過ごす。
小柄で素早く、縄張り意識が強い。♂は常にスクランブル体制にある。

シジミチョウ科の中で、尾状突起を表す「ツバメ」が和名に付く種は複数いるが、「シジミ」が付かない種は3種しかいない。コツバメはその1種で、他の2種はムラサキツバメキマダラルリツバメだ。

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◆スギタニルリシジミ(神奈川3月下)
早春だけに現れるルリシジミの仲間。年1化。
ルリシジミに比べて毛深く、翅裏が全体的に灰色で黒点の周囲だけ白い。

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2011-04-06 21:14 | 鱗翅目・蝶