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サザナミフユナミシャク

今季のフユシャクも折り返し地点に達した。
1月初旬までに、離島除く関東周辺で会えるフユシャク31種の内20種に再会した。
その内訳は、フユシャク亜科8種、ナミシャク亜科6種全種、エダシャク亜科6種。
再開できた20種の内、10種は交尾も確認できた。
残る11種の内、春までにあと何種に再会できるだろうか。
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◆サザナミフユナミシャク(Operophtera japonaria)♂ (12月 埼玉)
12月に短期間現れるナミシャク亜科の平地型フユシャク。ブナ科食い。
前翅の翅脈が一部黒く目立ち、山地型のミヤマフユナミシャクを連想させるが、翅の畳み方が独特。
埼玉のATSさんの地元に、真神ゆさんと共にお邪魔して、運良く羽化間もない2桁の♂に出会えた。
神奈川県では希少種扱いで、2006年に2頭会ったのが最後。もし神奈川県内で見かけたら、ご一報頂けると幸いです。
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◆サザナミフユナミシャク(Operophtera japonaria)♀ (同上)
平地種であるにもかかわらず、これまで♀を未見だったが・・・
♂に出会えた翌週に、川北さん、真神ゆさんとリベンジを試み、ようやく、単独♀と交尾ペアに出会うことができた。
時期がやや重なるクロオビフユナミシャク♀に似ているが、本種の方が全体的に華奢で、前翅が細く、♂同様に前翅の翅脈に黒い「人」の字が目立つのが特徴。

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↑交尾ペア(同上)
川北さんが地上約4mのクヌギの幹で登っている最中のペアを発見。神業(笑)で結合したまま手元に下した。
なお、同♀はなぜか同日フィールドにいなかったはずの蛾LOVEさんの標本箱に保管されている(笑)


→フユシャク図鑑

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2013-01-23 22:59 | 鱗翅目・蛾・冬尺

ウスモンフユシャク交尾・ナミスジフユナミシャク交尾

フユシャクも厳冬期の山地では出現が止まるが、関東圏の平地では連続して見られる。
1月になり、ウスバフユシャクに加えてウスモンフユシャクが多数出現し、ナミスジフユナミシャクもピークを迎えた。
気温3度しかない夜でも各種の交尾が多数見られた。
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◆ウスモンフユシャク(Inurois fumosa)交尾(1月 神奈川)
♂の翅表に斑紋がほとんど無く、フユシャク亜科の中でも最も地味な種。
♀が♂を引きずって歩いていたが、ストロボを焚くと、♂が翅を下ろして♀を隠してしまった。この行動はフユシャク全般に見られる。

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↑ウスモンフユシャク交尾(同上)
全て別ペア。同夜は2桁のペアに会えた。

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↑ウスモンフユシャク♂(同上)
今季は長野の高地で11/24に初見。神奈川平地では1/3に初見。
♂は単体でも翅で同定できるが、Inurois属の♀単体は外見では同定できない。その為、交尾にて同定している。

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◆ナミスジフユナミシャク(Operophtera brunnea)交尾(同上)
全て別ペア。同夜は2桁のペアに会えた。
ナミスジフユナミシャクは、1991年に山地性のオオナミフユナミシャクと平地性のコナミフユナミシャクの2種に分割されたが、2010年に再びナミスジフユナミシャク1種に統合された。
山地から平地まで分布し、ナミシャク亜科のフユシャクでは最も普通種で数も多く見かける。
しかし、毎年観察していると、不思議なことに本種が全くいないポイントもある。
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↑ナミスジフユナミシャク♂(同上)
今季は長野の高地で11/10に初見。神奈川平地では12/27に初見。標高差による出現のずれは1ヶ月以上になる。やはり標高はタイムマシンだ。

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↑ナミスジフユナミシャク♀産卵(同上)


→フユシャク図鑑

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2013-01-16 22:25 | 鱗翅目・蛾・冬尺

チャバネフユエダシャク交尾・イチモジフユナミシャク交尾

フユシャクは冬が出現期とは言えど、氷点下ではほとんど姿を見かけず、風が穏やかで暖かめの夜なら、交尾ペアも多く観察が期待できる。
年末の観察では、環境がよかったのか、生涯初のチャバネフユエダシャク交尾に複数会えた。
発生時期が限られるフユシャクの観察は、やはり回数を重ねることが重要と痛感した。
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◆チャバネフユエダシャク交尾(2012/12月 神奈川)
雌雄の外見が似ても似つかず、同じ種類の雌雄と思えない。
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◆イチモジフユナミシャク交尾(2012/12月 埼玉)
♂の発生から1週間ほど遅れて、エメラルド色の翅を持つ♀が現れ、交尾が複数確認できた。


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↑サザナミフユナミシャク交尾(2012/12月 埼玉)
同種の♀も交尾も生涯初の出会いだった。

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↑クロオビフユナミシャク交尾(2012/12月 神奈川)
今年は交尾には会えないかと思っていたが、同種の末期ギリギリで会えた。

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↑ウスバフユシャク交尾(2012/12月 神奈川)
12~1月が旬


→フユシャク図鑑

→ホームページ
by issun_no_mushi | 2013-01-09 22:50 | 鱗翅目・蛾・冬尺