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一寸の虫にも五分の魂

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ヒメアトスカシバ

植物の葉などに擬態する虫は多い(隠蔽擬態)。
一方で、毒のある虫や、攻撃的な虫に擬態する虫がいる(ベイツ型擬態)。
スカシバガ科スカシバガ亜科の場合は蜂に擬態(ベイツ型擬態)していると思われる。
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◆ヒメアトスカシバ交尾(8月 神奈川)
左が♀。幼虫の食餌はヘクソカズラ。
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◆ヒメアトスカシバ♀(同上)
交尾解除後の♀。一見して蜂っぽい。
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↑ヒメアトスカシバ♂

<スカシバガ亜科>
→キタスカシバ
→モモブトスカシバ
<隠蔽擬態の例>
→アケビコノハ・キマエコノハ
→コノハチョウ・イシガケチョウ
<ベイツ型擬態の例>
→カバマダラ(アゲハモドキ、シロオビアゲハ等)


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# by issun_no_mushi | 2017-08-21 19:05 | 鱗翅目・蛾

ホシチャバネセセリ・ホソバセセリ

神奈川では会えない蝶に会いに昆虫写真家Oさんと遠征。

草原性のセセリチョウはススキ等のイネ科が食草なので、なぜ種によって減少傾向か判らない。
採集圧だけが原因とは考え難いので、温暖化による気温上昇が幼虫の生育環境に悪影響を与えるのだろうか。
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◆ホシチャバネセセリ(7月 山梨)
全国的なレッドデータ種。健在だったが、年々会える数が減っている。
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◆ホソバセセリ(7月 静岡)
関東圏ではレッドデータ種。こちらも年々会える数が減っている。


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# by issun_no_mushi | 2017-08-14 00:20 | 鱗翅目・蝶

クロシジミ・ミヤマカラスシジミ

神奈川では会えない蝶に会いに昆虫写真家Oさんと遠征。
早朝の残り蛾を撮影した後、ほぼ例年通りの時期と場所でクロシジミとミヤマカラスシジミの生存を確認できた。
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◆クロシジミ(7月 静岡)
 全国的なレッドデータ種。画像は♀。
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↑翅表は黒色というより焦茶色っぽい
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↑産卵シーンにも立ち会えた。クロオオアリが寄って来ている。
 クロシジミの幼虫は甘い蜜を分泌する為、孵化した後にクロオオアリの巣に運ばれて蟻に給餌される。
 また、クロシジミは幼虫から蛹の期間は蟻の臭いを出し、襲われずに蟻の巣に留まることができるが、
 羽化した時は蟻の巣から慌てて逃げる必要がある。

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◆ミヤマカラスシジミ(7月 山梨)
 画像はテリトリを見張る迎撃体制の♂。全て別個体。
 幼虫の食餌はクロウメモドキ科。
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↑サンショウの花を吸蜜する♂
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↑早朝、朝露に濡れている♀
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↑♂が何頭も空中で巴戦をしている間、♀は日陰でマッタリしていた


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# by issun_no_mushi | 2017-08-06 23:14 | 鱗翅目・蝶

外来種 ホソオチョウ

韓国産のチョウなので、日本では外来種。
人為的に日本の各地に放蝶されたものが定着しているらしい。

普段は見かけない蝶に会うと、普通ならトキメキを感じるのものだが・・・
アカボシゴマダラといい、本種といい、何度見ても違和感を禁じ得ない。
蝶には罪な無いのだが・・・

山梨の有名なポイントを久々覗いてみたが、炎天下に白い♂が、♀を探してフワフワと飛んでいた。
ウスバシロチョウの様に優雅に飛ぶ姿は、共に毒草喰い種である共通点か。
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02251822.jpg
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02252231.jpg
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02253013.jpg
◆ホソオチョウ♂(7月 山梨)
成虫は4~10月頃に現れる。♂は白地でフワフワとよく飛ぶ。
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02265875.jpg
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02271079.jpg
◆ホソオチョウ♀(同上)
♀はギフチョウを思わせるクリーム色地。♀はあまり飛ばない。
ボロの個体しか、被写体になってくれなかった。
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02271816.jpg
↑幼虫の食餌はウマノスズクサ(同上)
外来種 ホソオチョウ_b0033112_02280821.jpg
↑ジャコウアゲハ♀(同上)
 同じポイントでは、同じくウマノスズクサを食餌とすジャコウアゲハ♀も産卵場所を探して飛び回っていた


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# by issun_no_mushi | 2017-07-29 02:36 | 鱗翅目・蝶

サラサリンガ・キマダラコヤガ

「残り香」という言葉があるが・・・早朝の灯火では「残り蛾」が狙える。

最近の灯火はLED率が増えている為、灯火で命を失う虫が減り、かつ、省エネ的にも良いことなのだろうが・・・
昆虫観察の機会が減る一方で寂しい。
今回の遠征でも有力な灯火がなくなっていた。
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◆サラサリンガ(7月静岡)
 本州から九州に分布。初夏に現れる。 幼虫の食餌はブナ科。
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◆キマダラコヤガ(7月山梨)
 北海道から九州に分布。夏に現れる草原性の蛾。幼虫の食餌はヒルガオ科らしい。

以下、今回の遠征で会えた蛾達を(同定が微妙な種も含みますのでご注意下さいw)
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↑ヒロオビトンボエダシャク
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↑フトフタオビエダシャク
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↑キオビエダシャク
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↑ハスオビカバエダシャク
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↑オオハガタナミシャク
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↑ウスアオシャク
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↑ツマトビシロエダシャク
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↑ツメクサガ
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↑ギンモンスズメモドキ
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↑モンクロシャチホコ
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↑ツマキシャチホコ
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↑シロシャチホコ
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↑アオバシャチホコ
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↑アオスジアオリンガ
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↑クロオビリンガ
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↑シロシタホタルガ
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↑ルリハダホソクロバ
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↑ホシベニシタヒトリ(訂正済)
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↑シロヒトリ
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↑ゴマダラベニコケガ
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↑ヒメキホソバ
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↑ハラアカマイマイ♀
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↑ウチジロマイマイ♀
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↑ナシイラガ
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↑ヒメハイイロカギバ
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↑ホソオビヒゲナガ♀
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↑オビカレハ♂
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↑クヌギカレハ幼虫
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↑クワゴ幼虫
 カイコの原種
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↑オオアトキハマキ
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↑オオボシオオスガ
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↑シロテンキノメイガ
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↑ゼニガサミズメイガ
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↑ミカドマダラメイガ


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# by issun_no_mushi | 2017-07-22 15:17 | 鱗翅目・蛾