春羽化の蝶と競って、越冬蝶達も春の陽の光を謳歌していた。
成虫越冬するタテハチョウは秋型(越冬型)が成虫越冬し、春に交尾・産卵する。
関東甲信では高い標高を好むシータテハや
キベリタテハ、エルタテハ等も、比較的寒さが厳しくない低標高地で越冬するらしく、越冬明けの個体は山麓の低地でも見られる。
◆シータテハ越冬型(山梨4月)
越冬型(秋型)は夏型に比べて翅のギザギザが強い。成虫越冬。
後翅裏の白紋が「C」の字に似ていることが名前の由来。
キタテハに似るが、シータテハは関東甲信では山地性。
↑キタテハ(同上)成虫越冬。
◆クジャクチョウ越冬型(同上)
アジア亜種は学名に「芸者」が付くことでも有名。成虫越冬。
中部以北に分布し、関東甲信では山地性。
↑ルリタテハ(同上)成虫越冬。
↑テングチョウ(同上)成虫越冬。
↑イカリモンガ(同上)蛾だが、昼行性で蝶の様な止まり方をする。成虫越冬。
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